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乏しい成果も高い支持率=政権5年、文氏は自画自賛―韓国


 【ソウル時事】韓国の文在寅大統領の5月9日までの任期が残り2週間を切った。対日外交をはじめ政権5年に対する厳しい評価が多い半面、支持率は任期末として異例の高水準。保守勢力と対立する革新層が文政権を固く支持しており、過去5年で深まった韓国社会の分裂を反映していると指摘されている。  文政権は、朴槿恵前政権が交わした2015年の日韓慰安婦合意を事実上無効化し、日本側の反発を招いた。18年10月に元徴用工訴訟で日本企業に賠償を命じる判決が確定した後も解決に動くことはなく、日韓関係は悪化の一途をたどった。  しかし、26日放送のテレビインタビューで、文氏は「われわれが変わったことは全くない。日本が右傾化し、態度が変わった」と述べ、関係悪化は日本の責任だと主張。19年の日本による対韓輸出規制の強化に関しては「素材、部品の日本への依存度が大きく減り、われわれの思惑通りに成功した」と、自らの実績であるかのように話した。さらに文氏は「危機を最も成功裏に克服し、(世界を)リードする国に飛躍させた大統領として記憶されれば光栄だ」と語った。  だが、文政権は、北朝鮮、不動産、新型コロナウイルスの各対策でも、メディアに厳しく批判されており、保守系の尹錫悦次期大統領の当選につながった。それでも、韓国ギャラップが22日に発表した支持率は44%で、良くても20%台だった過去の大統領の任期末よりはるかに高い。大統領秘書室が文政権の5年間の業績をまとめ、13日に出版した本は週間ベストセラー3位に入る売れ行きだ。  こうした矛盾しているように見える状況について、専門家は「米韓自由貿易協定(FTA)など保守的な政策も受け入れた結果、支持層が離反した革新系の盧武鉉元大統領を文氏は反面教師にした。最後まで革新層が反発する政策に距離を置いた」と分析。ある政府関係者は「革新・保守の分裂が深まり、無条件で一方を支持する層が増えた」と指摘する。 【時事通信社】 〔写真説明〕韓国の文在寅大統領=25日、ソウル(EPA時事)
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