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がん検診、コロナ前に戻らず=21年調査、受診控え続く―協会


 2021年に胃や肺など五つのがん検診を受けた人は、新型コロナウイルス感染拡大前の19年より約10.3%少ないことが4日、日本対がん協会(東京都中央区)の調査で分かった。20年よりは増加したが、受診控えなどにより依然低い水準が続いている。  協会は今年2~3月、自治体実施の住民検診を受託する全国42支部に受診者数などを質問。33支部から回答を得た。  21年に胃、肺、大腸、乳、子宮頸(けい)のがん検診を受けた人は延べ537万6513人。感染拡大が始まった20年より約23.5%増えたが、19年と比べ約10.3%減となり、感染拡大前のレベルには戻っていなかった。  21年の各検診の減少幅(19年比)は、胃がんが最も大きい約13.2%で、肺がん約11.0%、乳がん約9.9%が続いた。月ごとに見ると、いずれも「第5波」に見舞われた夏ごろは大きく落ち込んだが、秋以降は19年とほぼ同じ状態にまで回復していた。ただ、検診でのがん発見率などから考えると、約600人のがんが見逃された恐れがあるという。  協会は、検診数の伸び悩みについて、国民の受診控えや、第5波での医療逼迫(ひっぱく)による受診者制限などが要因と分析。小西宏プロジェクトディレクターは「20、21年と連続して受診を控えた人もいると思われる。検診で見つかるがんの約6割は直る可能性が高い早期がんなので、今年度こそ受診してほしい」と訴えている。(了) 【時事通信社】
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