１０歳未満の未就学児死亡＝基礎疾患なし―新型コロナ

　京都府は１０日、新型コロナウイルスに感染した基礎疾患のない１０歳未満の未就学児が死亡したと発表した。厚生労働省の８日時点の集計では、１０歳未満の死亡が確認されたのは全国で２例目で、基礎疾患や障害などがない人では初めて。 　府によると、この未就学児は２月下旬に３８．８度の発熱があり、検査を受けて陽性が判明した。熱は１日で下がり自宅で療養していたが、家族から「ゼーゼーという症状がある」と保健所に電話があり、連絡の翌日に外来を受診。処方された薬で息遣いは改善されたというが、その後死亡した。死因は不明だという。　 　自宅療養の開始後は、保健所が毎日、健康観察をしていた。府は性別や感染経路などは公表していない。 　２月には川崎市で、生まれつき障害があり、人工呼吸器を着けて生活していた未就学男児の死亡が確認されている。（了）【時事通信社】