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海洋放出計画、規制委に申請=福島第1原発の処理水―東電


 東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水について、東電は21日、海洋放出に必要な措置などの計画を盛り込んだ申請書を原子力規制委員会に提出する。今後、規制委が計画を審査し、認可されれば本格的な着工が可能になる。  福島第1原発では、処理水の取り扱いも含め廃炉作業に必要な設備の設計や運用の方針などは「実施計画」に記載され、規制委の認可を受ける必要がある。  東電は8月、処理水を海水で100倍以上に希釈し、トリチウム濃度を国の基準の40分の1未満まで薄めた上で、新たに設置する海底トンネルを通して、原発から約1キロ沖合に流す計画を公表。トンネルの出口は、漁業が行われていない海域に含まれるという。  審査期間について規制委の更田豊志委員長は今月15日、「技術的に大きな困難があるとは考えておらず、それほど長期間は要しない」との見方を示した。  同原発では、溶け落ちた核燃料(デブリ)の冷却で日々放射能汚染水が増えており、浄化装置を使っても取り除けないトリチウムを含む処理水がタンクにたまり続けている。  政府は4月、処理水の海洋放出方針を決定したが、風評被害を恐れる漁業者や自治体など地元関係者の反発は強い。東電は「丁寧に説明している」として、計画の具体化につながる実施計画の提出が遅れていた。(了)【時事通信社】
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