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ベンチャー・ITに特化し5年間で72組のM&A仲介を成功に導く 「ウィルゲートM&A」とは?


日本ではM&AよりもIPOがクールとされ、主に高齢者による事業承継目的のM&Aが多い。しかし、ウィルゲートのCOOである吉岡諒氏は、若者を対象にした成長志向型のM&Aの重要性を強調する。ウィルゲートはベンチャー・IT領域に特化した「ウィルゲートM&A」を提供し、5年間で72組のM&Aを成約。この背景にはSEO事業で築いた7800社の顧客基盤がある。また、M&Aの前後を含めた総合的な支援が強みであり、営業やマーケティング、人材支援など多岐に渡るサービスを提供。吉岡氏は、日本の経済活性化とユニークなIT企業の誕生のためにM&Aの普及を進めることを使命とし、「ウィルゲートM&A」を広げることに意欲を燃やしている。

海外ではクールとされるM&A(合併と買収という意味)ですが、日本ではまだIPO(株式公開)の方がかっこいいと受け止められています。M&Aも、いわゆる事業承継という形がほとんどで、若い世代による成長志向型のM&Aは少ないのが現状です。そんななか、ベンチャー・IT企業を経営する若者に特化したM&Aを数多く成功に導いているウィルゲートの専務取締役COOで共同創業者の吉岡諒さんに、M&A仲介支援サービス「ウィルゲートM&A」とはどういったものか伺いました。

――ウィルゲートはどんな事業を行っている会社ですか?
吉岡 主に、ベンチャー・IT領域に強いM&A仲介支援サービス「ウィルゲートM&A」を行っています。他にも、SNSを活用した営業支援「ソーシャルセリング」や、検索順位を上げるSEOの戦略立案から実行支援「TACT SEO」、マーケティングやセールス領域の業務・人材支援「プロトル」、決裁者に直接アプローチするための企業データベース「アポトル」など多岐にわたるサービスを提供しています。

――なかでもM&A事業「ウィルゲートM&A」が好調だとお聞きしていますが?
吉岡 現在、日本ではご高齢になられた経営者が事業承継を行うための M&Aが多く行われています。例えば、製造業や印刷業、病院と いった非IT領域の企業のM&Aが約95パーセントを占め、残りの 約5パーセントがIT領域の企業です。また、M&Aを行う年齢層は 高齢者が約80パーセント、若者が約20パーセント。当社は、IT領 域で、若い経営者が企業の成長のために行うM&Aを主にお手伝いしています。業種で言えば、メディア、SaaS、デジタルマーケティング、システム開発、Web制作、EC・D2C、その他。おかげさまで、立ち上げてから5年間で72組のM&Aを成約させていただきました。

――「ウィルゲートM&A」の強みはどんなところにありますか?
吉岡 私は高校を卒業した3日後に、SEO対策で学生起業しました。以来20年かけてSEOの顧客は7800社にまで増えました。それだけ顧客の基盤があるということです。SEOに関心がある顧客はITにも明るく、そんな多くの顧客とのつながりの中から、M&Aにふさわしいお相手の企業をお探しすることができます。
M&Aを成功させるのに必要な行動量としては、まずシナジーがありそうな企業50社にお声をおかけします。そのうちの15社が検討し、6社と面談をして、3社から意向表明を受け、最後に1社とめでたく成約に至るという流れです。ただ、最初にシナジーがありそうな企業を50社挙げるのは簡単ではありません。お客様のビジネスモデルをきちんと理解し、強いつながりがあるからこそご紹介できるわけです。私が18歳から20年近く、今もさまざまなベンチャー・IT企業の経営者とお会いし続けて築いてきたネットワーク、7800社の顧客基盤があることが「ウィルゲートM&A」の大きな強みです。

――ベンチャー企業のM&A以外の支援もされているのですか??
吉岡 M&A仲介だけではなく、その前後もサポートしているのも「ウィルゲートM&A」の特徴です。ベンチャー企業には、3つの悩みがあると言われています。1つ目は、お客様がいないという悩み。お客様を増やすには営業やマーケティングに力を入れることが必要で、当社はそのためのソリューションを提供できます。2つ目は、いい人材を採用できないこと。当社は正社員の人材紹介は行っていませんが、マーケティングとセールス領域に特化した、業務委託の人材サービスを行っています。「プロトル」もその一つです。3つ目は、投資や資金面でのお悩みです。資金が豊富な上場企業などと一緒になることで、悩みを解決できます。このように、M&A以外にも、営業、マーケティング、採用の面で支援を、会社の売却前にご利用いただいたり、M&A成立後に業績をもっと伸ばそうというときにご利用いただいたりしています。

――なぜ、M&A事業を立ち上げたのですか?
吉岡 実は当社も過去、4回の買収、2回の売却を経験して今に至っています。19年経営を続けるなかで、当社では伸ばしきれない2つの事業に関しては上場会社に売却させていただき、また、SEO事業の規模を拡大したいと考えるなかで同業他社を3社、新規事業として1社を買収させていただきました。私たちのようなベンチャー企業が成長するためには、事業や会社を売却、買収することは必要不可欠ですから。ただ、M&Aを実行するうえで、当社は仲介会社を介していません。それは、ベンチャーやIT領域において頼りになる会社がなかったからです。そこで、IT領域に強い自分たちでお相手を見つけ、お声がけし、交渉を進め、M&Aを実現することに6回成功しました。「ウィルゲートM&A」を立ち上げたのもそんな背景があったからです。

――日本のM&Aを活発化させることで、社会や経済にどんなよい影響を及ぼすとお考えですか?
吉岡 IT領域のベンチャー企業の社長は、成長させた自社を売却したお金の一部を、エンジェル投資家として前途有望な若者に投資するケースが多いのです。資金だけでなく、ビジネスの相談を受けたりもしています。なので、M&Aで会社を売却する方が増えると、ユニークなアイデアを持つ若者にお金が回り、経験豊富で役に立つアドバイスを受けることもできます。それが、スタートアップ・エコシステムです。このスタートアップ・エコシステムが文化として定着すれば、日本にもユニークなIT企業が増え、経済も活性化し、おもしろい社会になるはずです。アメリカのGAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)はM&Aを繰り返したり、投資を行ったりして巨大IT企業になっていったのです。M&Aがクールだと認知される社会になり、日本が国力を取り戻すよう、「ウィルゲートM&A」を広げていきたいです。

吉岡 諒
株式会社ウィルゲート専務取締役 共同創業者
1986年岡山生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。 高校卒業3日後に学生起業。19期目、212名のウィルゲートを経営。現在COO 兼M&A事業の管掌役員を務める。Google【SEO対策】1位獲得、SEOツール「TACT SEO」で5000社の支援。5年で72組のM&A仲介実績。 2019年「ウィルゲートM&A」、2021年営業支援「ソーシャルセリング」、2022 年フリーランス人材支援「プロトル」、2024年企業データベース「アポトル」を立ち上げを担当。

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