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世界難民の日を前にファーストリテイリンググループが新たな難民支援活動として難民映画基金への支援を発表


ファーストリテイリンググループのユニクロは、「世界難民の日」に先立ち、大阪で難民支援に関する展示とイベントを開催。ファーストリテイリングはUNHCRと連携し、新たに「難民映画基金」への支援を開始。難民映画制作者の活動を支援し、世界の難民問題への理解を促進する。この基金には16万円相当の寄付が行われ、ロッテルダム国際映画祭が運営をリードする。イベントでは「PEACE FOR ALL」プロジェクトの3周年を祝し、役所広司さんがゲストとして登場し、新Tシャツのデザインについて語った。このプロジェクトは、販売利益をUNHCRなどに寄付するチャリティとなっており、今回新たに役所さんとイチローさんが参加。

ファーストリテイリンググループが展開するユニクロは、6月20日「世界難民の日」に先立ち、6月16日〜22日の期間、大阪・関西万博の国連パビリオンで難民支援に関する共同展示を実施。

その初日となる6月16日に、難民支援活動メディア説明会およびユニクロ「PEACE FOR ALL」3周年記念トークセッションが開催されました。

 

ファーストリテイリングが新たに「難民映画基金」へ支援を開始

ファーストリテイリングは、難民支援をサステナビリティ活動の柱の1つとして位置付け、2006年からUNHCRと連携して世界の難民・国内避難民への衣料支援を実施。

2011年には、より包括的に世界の難民問題の恒久的な解決に寄与するため、アジアの企業として初めてUNHCRとグローバルパートナーシップを締結しています。

6月16日に行われた難民支援活動メディア説明会では、UNHCR 次期駐日代表の柏富美子さんが登壇。

6月12日にUNHCRが公開した年間統計報告書の最新版「グローバル・トレンズ・レポート2024」について発表し、

「2025年4月末時点で、故郷を追われた人の数は1億2,210万人に達しました。これは日本の人口に匹敵する数字であり、世界では67人に1人が、紛争や迫害により避難を強いられているということになります。」

と世界の難民の現状を説明し、継続的な支援の必要性を訴えかけました。

ファーストリテイリング 取締役 グループ上席執行役員の柳井康治さんは、

「ファーストリテイリングは2006年から、世界の難民・国内避難民を支援するためUNHCRと協業してきました。グローバルに展開する服のビジネスの基盤を活かし、紛争や災害などによって難民となってしまった方々に対する衣料支援に加え、教育や専門技術を身につけるトレーニングの提供などを通した、自立支援や雇用支援など包括的な難民支援を行っています。」

とコメント。

そして「難民映画基金」への支援についても新たに行っていくと言及しました。

この難民映画基金は、避難を余儀なくされた映画制作者や、避難民としての経験を描いた実績のある映画制作者の活動を支援・助成するため、2025年1月に設立。

難民の映画制作者を支援することで「MADE FOR ALL」という理念と映画の力を結びつけ、より多くの方々に難民の物語を届け、世界の難民問題への理解・関心を深めるきっかけを創出するべく、ユニクロは創設パートナーとして10万ユーロ(日本円で約1600万円)の寄付を行ったことも明かしました。

本基金の運営をリードするロッテルダム国際映画祭マネージングディレクターのクレア・スチュワートさんと、基金から支援を受けるシリア出身のハサン・カッタンさんが登壇。

ハサン・カッタンさんは、

「あの頃は世界中で様々な出来事が起きていて、本当に辛い時期でした。この助成金に選ばれたことは、私にとって非常に重要なチャンス。まるで希望の光でした。」

と、支援の話を受けた時の心境を語りました。

 

役所広司を迎えたトークセッションも実施

メディア説明会の後半では、ユニクロのチャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」3周年を記念し、6月20日から発売予定の新Tシャツのコラボレーターである俳優・役所広司さんをゲストに迎えたトークセッションが行われました。

「世界の平和を心から願い、アクションする」という趣旨に賛同した著名人がボランティアで協力し、それぞれの平和への願いをデザインしたTシャツを販売する「PEACE FOR ALL」には、これまで43組のコラボレーターが参加。

2025年4月で700万枚を超えるTシャツを販売し、その利益の全額(販売金額の20%)を人道的支援を行っている、UNHCRなど3団体へ寄付しています。

6月20日から新たなコラボレーターとして、役所さんと元メジャーリーガーのイチローさんが参加し、同日より新コレクションが発売予定。

トークセッションに登壇した役所さんは、主演を務めた映画「PERFECT DAYS」での印象的なワンシーンで発した主人公のセリフ「こんどはこんど、今は今。」というセリフについて、

「映画の中で主人公の平山が姪っ子に諭すようにかけた言葉なのですが、未来や過去のことで思い悩むよりも今この瞬間を大切に生きていれば痛みも悩みも消えていくんだよ、と本当は伝えたかった言葉なのではないかなと思いを込めました。」

と自身の解釈を説明し、印象に強く残ったことから今回のTシャツに入れたのだと説明しました。

役所さんは国連パビリオンで開催中の「PEACE FOR ALL」共同展示を内覧し、

「過去・現在・未来の展示がとても素晴らしくて感動しました。これまで色々なメディアで難民問題は放送されてきたと思いますが、いつの間にか皆さんはそういった事が起きているということを忘れてしまうと思います。そういった点からも、改めて良いものを見させてもらいました。」

と、世界中で現在も起こっている難民問題について語りました。

UNHCR:https://www.unhcr.org/jp/
PEACE FOR ALLについて:https://www.uniqlo.com/jp/ja/special-feature/peace-for-all

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