SDGsへの取り組みの世界的な活発化によって、国内でも環境への配慮をはじめとした様々な取り組みが行われています。
特にアパレル業界は環境負荷が大きい産業。
株式会社Spicelinkはこの問題に対して「ウールで世界のアパレルを変える」をミッションに、着古したウール製品の肥料化によりサーキュラーエコノミーを実現するアパレルブランド「PIZZA DAY」をローンチしたことを発表しました。
サーキュラーエコノミーアパレルブランド「PIZZA DAY」ローンチ
アパレル業界の環境負荷
アパレル業界は、製造や処分にかかるエネルギー使用量・ライフサイクルの短さ・マイクロプラスチック問題などから、環境負荷が非常に高い産業と指摘されており国際的な課題となっています。
国連貿易開発会議(UNCTAD)はアパレル業界を環境汚染産業第2位と指摘しており、この背景にある大量生産、大量消費、大量廃棄モデルの改善はアパレル業界だけでなく社会全体で取り組むべき課題であると言えます。
環境負荷を低減する「PIZZA DAY」の特徴
今回Spicelinkがローンチした「PIZZA DAY」は100%生分解可能なウール製品を世の中へ提供し、着古した製品の回収・肥料化・土への還元までを一気通貫で行うサーキュラーエコノミーにより廃棄ゼロを実現するアパレルブランド。
このサーキュラーエコノミーとは日本語で「循環型経済」という意味の言葉で、廃棄物をなくして資源を循環させ、自然への負荷を低減して再生するための仕組み。
加えて、必要な量だけを生産する受注生産モデルやユーザーのサステナブルな行動を可視化し、ブランドが定義するサステナブルな行動に対しても特典を付与するロイヤリティプログラムを導入することで、環境問題に真摯に取り組んでいくと説明しています。
PIZZA DAYはウール100%製品を提供することもあり、羊が営むピザ屋がモチーフ。
製品は全て愛知県一宮市・稲沢市・津島市・江南市・名古屋市と岐阜県羽島市を中心とする日本最大の毛織物(ウール)産地「尾州産地」で開発しており、快適な着心地・高い機能性・環境に優しいことが特徴。
また、着古した製品の回収・肥料化・土への還元までを一気通貫で行う独自回収プログラムを今後開始予定となっており、回収に協力したユーザー向けのインセンティブ報酬を導入することで回収率の向上も図るとのこと。
今後は2023年夏にフラッグシップアイテムとなるウール100%Tシャツの販売を開始し、人にも環境にも優しいウールの魅力を世の中へ発信していくそうです。
PIZZA DAYでは、ブランド成長をゴールとしたユーザーとブランドが共創するコミュニティも形成予定。
デジタルメンバーシップ(NFT)を所有するユーザーへは、限定チャンネルへ参加権の他、ブランド運営や製品開発への参画やイベント優先参加など様々な特典を用意しているそう。
デジタルメンバーシップを通じて、購入だけではない新たなブランド共創体験をユーザーに提供していくと説明しています。
※2023年夏頃にデジタルメンバーシップ(NFT)とTシャツをセット販売予定。
PIZZA DAY公式コミュニティディスコード:https://discord.gg/rwG8keub7Y
現在フラッグシップアイテムとして登場予定のTシャツを製作し、夏頃発売を予定している「PIZZA DAY」。製作過程は今後公式WEBサイトをはじめ、各種アカウントで公開予定。
環境負荷を低減し100%土に還るウールで出来たアイテムを通じて、その魅力やサステナブル活動も発信していくそうなので、興味がある方は各種公式アカウントや公式WEBサイトを一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
公式WEBサイト:https://pizzaday.world