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ヨガ初心者によるヨガスクール体験記【機能解剖学編】



第4回目となる今回は「機能解剖学」の授業の様子をお届けします。「機能解剖学」では私たち人体の骨格・筋肉といった仕組みと機能について学びます。ヨガでポーズをとる時、私たちは体にあるさまざまな関節や筋肉を使っています。ヨガをすることで心身のバランスや健康を整えることができますが、ポーズの取り方を間違えてしまうと、逆に怪我に繋がってしまうことも。今後インストラクターを目指す人はもちろんのこと、ヨガを深め日常生活に取り入れていきたい人にとっても、この授業を通して私たちの体について、ヨガと結びつけながらきちんと学んでいくことはとても大切なことです。その内容をレポートします。


機能解剖学の基本的な授業の構成

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ヨガスクールFIRSTSHIPで展開されている機能解剖学の授業は「運動器官系」「脊柱」「下肢」「体幹」「上肢」の5つに分けられていました。1回2時間の授業につき、それぞれを集中して学ぶという形になります。
こちらの授業で利用するテキストは、私たちの体の仕組みが図解で描いてあるもので、人体のあらゆる骨や筋肉などについて詳細に記載されています。この本にさっと目を通して、改めて「人間の体は複雑ながらもよくできている」と感心してしまいました。
筆者はこの5つの授業の中で、「下肢」「体幹」の2つの授業を体験してきました。それぞれの授業について簡単にご紹介したいと思います。

私たちの体を支えている「下肢」と「体幹」

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 『下肢』とは「脚の付け根部分の下肢帯から足にかけての骨格」とのこと。簡単に言うと骨盤から下の部分のことを指しています。私たちが立っている時、私たちの体を支えているのはこの下肢です。さまざまなヨガポーズ(特に立位のポーズ)を取る時、接地面積が少ない場合は、安定したポーズを続けるためにもこの「下肢」をしっかりとさせることが大切になります。
ここではこの「下肢」にある骨の名前を確認しながら、自らの体に実際触れて骨を一つ一つ丁寧にたどっていきます。またペアを組んで、相手の骨格にも触れてみる時間がありました。根本的には同じ構造の、同じような骨でありつつも、骨にも人それぞれの個性があるということを体感できるワークでした。
そしてもう一つのテーマ『体幹』とはその字のごとく、私たちの体の「幹」となる部分です。この体幹は背骨となる脊柱で支えられていて、体幹を強くすることはさまざまな運動や動きに繋がるといわれています。いかなる姿勢においても私たちの体重を支えて姿勢を維持し、運動の軸となるのがこの脊柱なのです。
ですから万一間違ったポーズのやり方で痛めてしまうと、私たちの日常生活にもかなりの支障をきたすことになりかねません。
この体幹のテーマの授業でも、下肢の時と同様、ペアを組みお互いに脊柱の形を確認する時間がありました。特に頸椎と胸椎はくびれの違いが明確で、わかりやすいほどのカーブを描いている方もいる反面、驚くほどストレートな方もいました。
一般的にストレートの場合は、ストレートネックと呼ばれ頭痛・肩こりのような症状が現れるため治療が必要となるそうですが、生まれつき真っすぐな骨格をしている場合もあるとのこと。これもまた私たちの体の不思議な部分だと気付きました。

機能解剖学とヨガポーズ

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機能解剖学の授業では、骨や筋肉の名前を一つ一つなぞりながら覚えていくことが大切となりますが、各授業時間の最後にヨガとの繋がりを感じられるよう、それぞれの授業で習った筋肉などを実際に使うことになる「ヨガポーズ」を実践する時間が設けられていました。その際に「このポーズはこの部分を特に使用するため、痛めている人や痛めやすい人がいる場合は十分に注意が必要」といった説明もあわせて聞くことができます。
ヨガの需要が高まり、今や全国津々浦々でヨガを楽しめるようなスタジオがたくさんありますが、ヨガのポーズをきちんと行うことに目が行きがちになり、自分の可動域を超えた動きをしてしまうことで痛めてしまうケースも多々あるそうです。自分の体や相手の体を正しく知っていくことで、そのような怪我をなくすことができます。
冒頭でもお伝えしたように、この機能解剖学の授業はヨガを無理なく正しく行っていくためにも、インストラクターとして指導をしていくためにも、必要となる基本的な知識を学ぶ大切な時間だと感じました。

ヨガスクールの授業を受けてみて

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ヨガスクールでさまざまな授業を体験し、最初に私が持っていた「ヨガ=ヨガポーズ」というイメージはガラッと変わりました。ヨガという学問の中に隠されていた「幸せに生きていくための」哲学や、医療をもとにしたあらゆる知識など、古来の叡智を少しばかり垣間見て、表面的だけではなく、深く知り学ぶことがとても大切なものであると認識することができました。
今回私が体験した授業はほんの一部であり、まだまだ幅広い内容の授業が展開されています。そしてそのどれもがヨガという観点だけではなく、私たちの日常生活において何かしらの気付きを与えてくれるものだと、数回の体験を通して強く思いました。
さらに多方面からヨガに接することができるので、扱うカリキュラムのなかでもヨガのどの部分により興味・関心が持てるか、自分自身のことを見極めることができる時間でもあります。
「ヨガのスクール」「ヨガの資格」と聞くと、少しハードルが高いように感じてしまう場合もあるかもしれませんが、「ヨガを本質的に知ることができる場所」というふうに考えると、かなりワクワクできる場所であるということが容易に想像できるかと思います。少しでもヨガに興味がありましたら、この機会に一歩を踏み出してみませんか?

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