もしも数日時間を確保できるなら、思い切って「ひとり旅」に出かけてみませんか?
知らない土地に出向いて日常とは異なる環境に身を置くことで、心と体のリフレッシュになるだけでなく、発見や感動を通じて新たな自分に生まれ変われるきっかけにもなります。まもなくやって来るゴールデンウィークにもおすすめのひとり旅。一人で旅をするメリットや、行先を選ぶ際のポイントとともにご紹介します。
ひとり旅の経験、ありますか?
スマートフォンの普及やLCC・格安航空会社の登場によって、より便利に、気軽に旅を楽しめるようになった現代。今では二人に一人がひとり旅の経験者ともいわれています。気兼ねなく一人でゆっくりとした時間を過ごしたい、インスタ映えする写真を撮りたいなどその目的も多様化しており、おひとり様専用ツアーや宿泊プランなどもバラエティに富んだものとなってきています。
ひとり旅のメリット
淋しさや心細さを捨て、一人で旅をすることはたくさんのメリットがあります。具体的に見ていきましょう。
自由気ままに行動できる
たとえ家族や友人など気の知れた相手との旅行であっても、自分の行きたい場所や食べたい物を主張できなかったり、思う通りに行動できなかったりすることもありますよね。せっかくの旅行なのに、なんだか気疲れした…という経験をされた方も多いのでは?
その点、ひとり旅は「自分のため」だけに決断・行動できるのが最大の魅力。日頃、周囲の人に気を遣ってモヤモヤやストレスを溜めがちな人にこそ、自分で自分をねぎらったり、楽しませたりできるひとり旅は最高のリフレッシュ法としておすすめします。
感覚が研ぎ澄まされ、ストレス解消に効果的
近頃一般的な言葉となりつつあるマインドフルネス。皆さんはご存知ですか?マインドフルネスとは、「今、ここに集中している」状態やそのプロセスを指し、この状態になることで、イライラを解消できたり、集中力が向上したりといった多くのメリットがあります。
「マインドフルネス=瞑想」とイメージされがちですが、その実践方法はさまざま。そしてひとり旅でも取り入れることが可能です。
ひとり旅をしていると、基本的に話し相手はいません。会話は楽しく豊かな時間を生み出しますが、話に集中する分、周囲への注意力が低下しがちです。一方で、一人で旅をしながら静かに美術品を眺めたり、その土地ならではの食事を一口ずつ丁寧に味わいながら食べたりすることは、実は立派なマインドフルネス状態なのです。
目の前の出来事に集中することで五感が研ぎ澄まされ、小さなことに感動できたり、新しい感性が目覚めたりすることがあるでしょう。さらに、誰にも気を遣わずに普段の悩みやイライラを手放すトレーニングも一緒にできるのは、ひとり旅だからこそのメリットです。
自分を見つめ直すきっかけに
旅の中で美しい風景を眺めたり、一人静かな時を過ごしていたりすると、自分自身の今やこれからについて考える時間が自然と増えます。一旦立ち止まって自分を見つめる良いきっかけになるとともに、旅先でのさまざまな体験によって、今まで知らなかった自分の一面に気付くチャンスにも。
旅先を選ぶ際のヒント
ひとり旅をしよう!と決意したら、次の楽しみは旅先を選ぶこと。一人でどこに行くべきか、何をすべきか迷った際の参考になるヒントをご紹介します。
テーマを決めてみる
知らない街でカフェ巡りをしてみたい、感動に出会える絶景スポットに行きたい、ゆっくり列車に揺られる時間を楽しみたいなど、旅のテーマを設定してみましょう。
この記事では、「とことん自分を癒し、整える」旅を提案します。日常生活から少し離れた上質な滞在施設で、森林セラピーやリセット食などを通して、心身をリセットしてみるのはいかがでしょう?アクティブな旅ももちろん楽しい思い出がたくさん作れますが、休み明けをリフレッシュした体で迎えるために、自分をトリートメントする旅もおすすめです。
自分の趣味趣向にとことんこだわる
家族や友人はあまり興味がないかも…と気を揉むことなく、一人だからこそ行ける場所や自分の趣味趣向を追求した旅を実現してみるのもおすすめ。共通の仲間が見つかる絶好のチャンスにもなります。
日常から一人離れてみることで、見たことのない景色や人との出会い、そして新しい自分に生まれ変われるチャンスが秘められたひとり旅。このゴールデンウィークは心おもむくまま、“おひとり様の旅”に出かけてみませんか?