皆さんは、普段どんな理由で温泉に出かけますか?
日頃の溜まった疲れを癒したいから、リフレッシュしたいからなど、健康や観光目的の場合が多いかと思います。ですが、そんな温泉を上手に利用すれば“ダイエット”にも効果的なことをご存知でしょうか。しかも入浴するだけで運動と同じくらいのエネルギー消費ができてしまうというから嬉しい限り。ちょっと遠くの温泉地へも足を運びやすい大型連休も間近です。今回は、ダイエットの視点から温泉を見ていきます。
温泉入浴にダイエット効果が?
温泉に入浴すると体がポカポカしてたくさんの汗が出たり、心地よい疲労感を感じたりしますが、これは入浴することで体にさまざまな作用が働き、運動をした時と同じような状態になるためです。具体的に見ていきましょう。
①水圧による効果
②温熱による効果
③浮力による効果
温泉入浴で消費されるエネルギーは?
温泉に入浴すると、実際どれくらいのエネルギーが消費されるのでしょうか。例えば、80kcal(=大体お茶碗約半分のごはん)のエネルギー消費にかかる時間は、ジョギングでは約20分、ウォーキングで約50分、水泳・テニスで約15分必要といわれます。では温泉入浴はというと、42℃以上の全身浴で約10分です。意外にも多くのエネルギーが消費されることがわかります。
ダイエット効果を高める入浴法
42℃程度の熱いお湯に繰り返し入浴することで血流や代謝を高める「反復入浴法」をご紹介します。熱めのお湯に肩まで浸かることで高いエネルギー消費が期待できる入浴法です。
-反復入浴法のやり方-
まず、肩まで浸かって5分ほど入浴し、その後お湯から上がって湯船のふちなどに腰かけて3分休憩。これを3セット繰り返します。
※のぼせそうなときは1回の入浴時間を少し短縮したり休憩を長めにしたりするなど、体調に合わせて調整しましょう。