暖かい日が増えてきましたが、紫外線や花粉の影響もあり、肌の乾燥が気になる季節。保湿剤を使ってしっかりケアしているつもりでも、肌がカサついて潤いが保てないことはありませんか?もしかして、それは肌を“洗いすぎている”せいかも。ダメージから肌を守り、潤いをキープする素肌ケアのポイントをご紹介します。
洗いすぎの目安と乾燥の原因
洗った後に肌のカサカサやつっぱる感じがしたら、それは洗いすぎのサイン。皮脂や油分が過剰に取り除かれ、肌の保水能力が低下してしまっている状態です。
原因としては主に次の二点が挙げられます。
①洗浄剤:洗浄力の強い洗浄剤を使っている・1回あたりに使用する洗浄剤の量が多い
②洗浄用具:毎日ナイロンタオルやスポンジを使って肌をこすり洗いしている
洗いすぎはなぜNG?
肌の洗いすぎは、皮膚の潤いを保つ成分である天然保湿因子や余分な皮脂を除去し、肌のバリア機能の低下を引き起こします。その結果、肌トラブルを招きやすくなるだけでなく、乾燥などによってダメージや老化を促進させる原因となります。
洗いすぎを防ぐには?
1.洗浄剤
実際、洗浄剤は必要?
ボディソープや固形石けんなどの洗浄剤を使わず水だけで洗い流すという美容法もありますが、肌の汚れや油分は水だけですべて落としきることはできないため、毎日ではなくとも適量の洗浄剤を使って洗うことが清潔な肌状態を保つために大切です。
代表的なボディソープと固形石けんについて、特徴や使い方のポイントをご紹介します。
ボディソープ
固形石けん
2.洗浄用具
ボディ用スポンジなどは毎日使うべき?
ボディ用スポンジやタオル、ブラシなど体を洗う道具はたくさんありますが、古くなった皮脂汚れは手で洗うだけでも十分に落とせるといわれています。基本は手を使って、脇の下など発汗性が高く皮脂がたまりやすいところは優しく入念に洗いましょう。
洗浄用具を使用する場合は肌への刺激が少ない柔らかな素材のものを選び、週1回を目途に。泡で肌をなでるようなイメージで洗い、ゴシゴシこすらないよう注意します。
肌の潤いキープのための洗い方
肌への負担を最小限に抑えながら汚れを落とし、潤い肌をキープするためのステップをご紹介します。
①“事前洗い”で汚れを落とす
②洗浄剤は十分に泡立てる
③ぬるま湯で速やかに洗い流す
④入浴後の保湿ケアは必須
活動量が少なかったり、あまり汗をかかなかったりした日は、洗浄剤を使用せずにぬるま湯で汚れを洗い流すだけで充分ともいわれています。肌の乾燥が気になる時は日々の習慣を一度見直し、洗いすぎないケア方法を実践してみましょう。