鎌倉時代から庶民の間で親しまれていたという日本の伝統食・味噌汁。今でも私たちの食卓に欠かせない一品ですが、味噌には驚くべき美容効果があることをご存知でしょうか?発酵食品や日本食ブームとともに改めて注目が高まる今、改めて味噌の持つパワーについて見ていきましょう。
味噌は美をつくる素
大豆を発酵して作られる味噌にはさまざまな栄養素が含まれます。特に注目すべきは、女性にとって嬉しいたくさんの美容効果。
・腸内環境改善
・アンチエイジング
味噌の熟成段階で生まれる成分・メラノイジンは強い抗酸化力が。活性酸素による細胞の酸化抑制、老化防止につながります。
ホルモンバランスの調整
大豆からつくられる味噌には、女性ホルモン・エストロゲンと似た構造を持つイソフラボンが豊富。このため、味噌を食べることで女性ホルモンのバランスを整える作用が期待できます。
・美肌効果
発酵の過程でつくられるグルコシルセラミドという成分が、肌の細胞を活性化し、潤いを高めてくれる効果があります。
・抗ストレス作用
味噌にはストレスを鎮め、癒し効果をもたらす成分・メチオニンをはじめ、<a href="
https://tonoel.jp/article/4943" target="_blank">イライラ</a>を抑制するアミノ酸の一種GABAや、リラックス効果のある大豆ペプチドなど、精神の安定につながる栄養素も豊富。味噌汁を飲んだ時に“ほっ”と気持ちが緩むのは、この栄養素にも理由があるんですね。
味噌汁は究極の美容食
味噌の成分にプラスして野菜やたんぱく質を一緒に摂取できる味噌汁は、ヘルシーかつ一椀で高い栄養素を摂ることができる美容食といえます。毎日食べることで乳がんや胃がんなどの発生リスクを抑制し、肥満防止にも効果を発揮するという研究調査もあるほど、味噌汁の高い健康効果も実証されています。
美容効果の高いおすすめ具材3選
好みや栄養に合わせて具材を選べるバリエーションの豊かさも味噌汁の魅力の一つですよね。今回は、美容効果に注目した具材の組み合わせの一例をご紹介します。
①アンチエイジングには「トマト×キャベツ」
強力な抗酸化力をもつリコピンが多く含まれるトマトとキャベツのビタミン類が皮膚や血管の老化を防ぎます。疲れを感じた時や紫外線を多く浴びた後におすすめ。また、キャベツに含まれるビタミンUは<a href="
https://tonoel.jp/article/5532" target="_blank">肝臓の解毒作用を促すパワー</a>もあり、デトックス効果も期待できます。
②不足しがちな鉄分を補給「高野豆腐×しじみ」
高野豆腐としじみに含まれる鉄分は、コラーゲンや皮膚の生成・代謝に必要な栄養素。肌や髪の乾燥防止に役立ちます。疲れやだるさを感じる時にも効果的な食材です。
③美白対策に「海苔×とろろ昆布」
メラニン色素の増加を予防するビタミンCが豊富。海藻にはミネラルや食物繊維もたっぷり含まれているので、腸内環境を改善したい時にもおすすめの組み合わせです。
専門店がオープンしたり、関連本が発売されたりと今後の動向からも目が離せない味噌汁。おいしいにプラスして、“キレイ”をつくる習慣として、日本発祥の<a href="
https://tonoel.jp/article/2742" target="_blank">スーパーフード</a>を改めて意識してみてはいかがでしょうか。