花粉症や風邪、インフルエンザが流行するこのシーズンに多くの人が悩まされる鼻やのどの不快な症状。皆さんはどうケアしていますか?薬やグッズを用いたさまざまな対処法がありますが、心と体に働きかける“アロマ”の力を借りてみるのもおすすめです。今回はアロマテラピーで用いられる精油(エッセンシャルオイル)を活用した、かんたん花粉症対策をご紹介します。
アロマオイルが不調を改善する?
精油は、植物の花や葉、果皮、根などを蒸したり、皮を搾ったりして香り成分を抽出した高濃度のエッセンス。香りによる癒しの効果だけでなく、実際に精油の持つ薬理作用が私たちの体に作用し、さまざまな働きをすることが実証されています。植物によってその香りや機能は異なり、症状に見合ったものを選ぶことで不調の改善や健康増進に役立てることができます。
花粉症の症状を和らげるおすすめアロマオイル4選
花粉症を引き起こすアレルギー反応によって発症する鼻づまりや粘膜の腫れ、炎症などの症状を和らげる作用があり、比較的手に入りやすい精油をご紹介します。
1.ペパーミント
2.ユーカリ・ラディアータ
3.ティートリー
4.ラベンダー
花粉症に効く!かんたんアロマ活用法
精油の効果を見てきたところで、花粉症の症状緩和に役立つ活用法をご紹介します。
①アロマスプレー
・スプレー容器
・無水エタノール 5ml
・精製水 45ml
・好みの精油 8~10滴
[作り方]
ガラス瓶に無水エタノールと精油を入れて混ぜます。さらに精製水を加えてよく混ぜ合わせ、スプレー容器に入れたら完成です。
②アロマ湿布
・洗面器
・精油 2〜3滴
・ハンドタオル(ハンカチでもok)
[作り方]
冷たい水をはった洗面器にお好みの精油を入れます。浮かんでいる精油をすくうようにハンドタオルを水につけて絞れば完成。気になる部分に優しく押し当ててください。
②芳香浴
・大きめのマグカップ または 洗面器
・精油 2~3滴
[やり方]
大き目のマグカップや洗面器に熱湯を入れて精油を1~2滴ほど垂らしたら、顔を近づけ、蒸気とともに立ち上る香りを吸い込みます。蒸気によって粘膜がうるおい、鼻づまりの解消やのどの痛み、咳などの症状が緩和します。吸入する時間は5~10分が目安です。
精油は、ブランドや原料の生産地、製造方法によって同じ種類のものでも香りに違いがあります。アロマ初心者の方はぜひ実際に店舗へ足を運び、自分好みの香りを見つけるのも、毎日続けていく秘訣です。
精油の成分の多くは植物由来ですが、かゆみやかぶれを生じる場合がありますので、精油を直接肌につけないようにしましょう。この記事で紹介した活用法を実施中に不調を感じた場合は、すぐに使用を中止してください。