今回の心理テストでは「あなたのムキになる瞬間」がテーマです。日常のちょっとした出来事が、どのようにあなたの感情を動かし、行動を促すのかを探ります。
面白い発見があるかもしれませんよ。さあ、あなたの本当の感情に正直に答えてみてください。
【質問】同僚はどんな反応をしますか?
あなたは会社で急ぎの仕事を任されたのですが、パソコンが突然フリーズしてしまいました。
周りの同僚はどんな反応をしますか?
A. 「大丈夫?手伝おうか?」
B. 「またか、いつものことだよね。」
C.「それ、再起動したら動くよ。」
D.「忙しいときに限ってそういうことあるよね。」
A「大丈夫?手伝おうか?」を選んだあなたは……「誰かに見くびられたり、馬鹿にされたりした時」
「大丈夫?手伝おうか?」という反応は、「パソコンのフリーズ」という業務に支障が出るような状況で、あなたが最も欲している言葉だったりします。
あなたは周りからの協力とサポートをとても大切にしています。人からの手助けや励ましがあると安心感を感じますが、それがないと不安を感じやすいのです。
このため、もし、人から見下されたり、無視されたりすると、特に感情が高ぶります。そういった状況では、あなたは認められたい、理解されたいという強い願望から、怒りやフラストレーションを感じ、ムキになるのです。
日常生活では、あなたは困っている人を見かけるとすぐに駆けつける傾向があります。また、人との繋がりを大切にし、友人や同僚との協力関係を築くことに喜びを感じます。誰かに頼られると力を発揮し、チームの一員としての役割を果たすことで自己価値を感じています。
しかし、その反面、自分が支援を必要としている時にそれが得られないと、強い失望感や怒りを感じてしまいます。それがムキになる大きなきっかけとなるようです。
B「またか、いつものことだよね。」を選んだあなたは……「ご褒美が目の前に出された時」
あなたは高い基準を持ち、自分にも他人にも厳しいです。小さなミスも見逃せず、常に最高の結果を期待しています。あなたは周りの人々が同じレベルの成果を出すことを望んでおり、それが達成されないといら立ちを感じます。特に、報酬や評価がかかるとき、あなたの完璧主義は最高潮に達し、何が何でも最善を尽くそうとムキになります。
「またか、いつものことだよね。」という反応は、頻繁に起こる問題や遅延、ミスなどに対して完璧主義者が感じる「疲れやフラストレーション」を表しています。完璧主義者は、理想と現実のギャップを目の当たりにすると、「またか」という感じで失望や苛立ちを感じることが多く、その感情が「いつものことだよね」という皮肉や諦めの表現に繋がるのです。
日常生活では、あなたは常に計画を立て、スケジュールを管理し、すべてが順調に進んでいることを確認しています。朝から晩まで、あなたは一つ一つのタスクにベストを尽くし、予定通りに物事が進まないと心が落ち着きません。
あなたの日々は常に動き、改善を求め、最良を目指す生活です。友人や同僚からは、あなたのこの姿勢が信頼されていますが、時には「またか、いつものことだよね。」と自分自身を笑って、少し肩の力を抜くことも大切かもしれません。
C「それ、再起動したら動くよ。」を選んだあなたは……「〆切が近づいた時」
あなたは困難に直面しても動じない冷静さを持っています。トラブルがあっても慌てず、効果的な解決策を見つける能力があります。この冷静さは、日々の生活の中で小さな問題から大きなプレッシャーまで、様々な状況で役立っています。「それ、再起動したら動くよ」という反応は、あなたが冷静沈着で、問題解決に向けて実用的なアプローチをする傾向があることを示しているのです。
しかし、あまりにも高い期待や厳しい〆切が迫ると、時にはこの平静を保つのが難しくなることも。問題を冷静に解決できる能力があるはずなのに、それが期待通りに機能しないとき、特にフラストレーションを感じやすいからです。そんな時、あなたは自分でも気づかないうちに、ムキになっていることがあるかもしれません。
日常生活では、あなたは計画的に物事を進め、常に周囲を観察し、何が起こっても対処できるように準備しています。仕事では、あなたのこの冷静沈着さが信頼と安心を生み出し、チームメイトから頼りにされていることでしょう。友人との間では、あなたはトラブルシューターとして、どんな問題も冷静に解決する「岩のような存在」と見なされています。
ただ、時には感情を解放し、自分自身の内面にも目を向けることが大切です。そうすることで、あなたの冷静さはさらに大きな強みとなります。
D「忙しいときに限ってそういうことあるよね。」を選んだあなたは……「好きな人にカッコイイところを見せたい時」
あなたは自分の感情を豊かに表現する人です。日々の忙しさの中でも、情熱を持って取り組むことができ、特に大切な人の前ではその情熱がさらに燃え上がります。
あなたのこの情熱は、時に周囲を圧倒するほどのエネルギーを生み出し、あなたが本当に大切に思うことや人に対しては、どんな状況でも最善を尽くしたいと思う、強い動機付けとなります。
しかし、その熱意が高まるあまり、プレッシャーがかかると時には感情が爆発することも。「忙しい時に起こってしまう問題」、それはすなわち「あなたが自分のベストを尽くす機会を妨げるもの」。特に大切な人の前で良い印象を与えたいという状況では、プレッシャーが高まってしまうのです。
日常では、あなたは周りにエネルギーを与える存在です。友人や家族と過ごす時間では、あなたの笑顔と情熱的な話し方が場を明るくし、仕事ではその情熱があなたをリーダーシップを取る役割へと導きます。好きな人の前では、あなたのこのエネルギッシュな面が最大限に発揮され、魅力的で忘れがたい印象を残します。
ただし、自分のペースを見失わないよう注意し、感情のコントロールを学ぶことも大切です。あなたのこの情熱が、あなた自身の人生をもっと豊かで鮮やかなものにしてくれるでしょう。
ライター : 真宮吉丸
インテリの雑学オタク。東京大学文学部卒。大学では言語について学び、卒業後に心理学への関心が高まる。現在は心理学に関連するコンテンツのライターとして活動中。
編集 : シンリ編集部