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怖くない幽霊屋敷で幽霊と撮影体験!?“無常と不変”の世界を味わうアート展『やがて、みんな幽霊展 』


夏の風物詩といえば、海やプールに花火大会! 暑さも吹き飛ばせそうな楽しいイベントが盛りだくさんです。でも、ひとつお忘れではないですか? そうです。夏と言えば、背筋もゾゾッと凍る幽霊話……。
東京・代官山にあるクリエイティブスペース「THE FACE DAIKANYAMA」では、8月4日(日)までの期間限定で『やがて、みんな幽霊展 ~怖くない幽霊屋敷~』を開催中です。
とはいえ「怖くない幽霊屋敷」とは、いったいどういうことなのでしょうか?

7月26日は「幽霊の日」!? 幽霊の時代背景と東京の地名の由来を学ぶ

主催者の武藤雄一氏

案内してくれたのは、コピーライターでクリエイティブディレクターの武藤雄一氏です。武藤氏を中心に設立された「文とアート出版」はこのたび、7月26日の“幽霊の日”にちなんでアートブック『やがて、みんな幽霊』を出版。『やがて、みんな幽霊展』は、それを記念して開催された体験型の展示イベントです。
ところで、7月26日はどうして“幽霊の日”なのでしょう? 武藤氏にそう尋ねると
「1825年(文政8年)のこの日、江戸・中村座にて鶴屋南北作の『東海道四谷怪談』が初演されたことが由来です」とのことでした。
このように『やがて、みんな幽霊展』は、“由来”がキーワード。展示では“東京の地名”にフォーカスを当て、ゆかりのある幽霊たちが登場。その幽霊たちが生きていた時代背景とともに、地名の由来も学べるイベントです。
では、その一部をご紹介しましょう。

台東区「合羽橋」の由来とは?

中はほんのり薄暗く、ひんやりした空気。そして目の前には写真パネルが立てかけてあります。パネルには提灯を持った商人と河童の姿が……。こちらは食器や調理器具、食品サンプルを扱うお店が軒をつらねる「合羽橋」をモチーフにしたパネルです。
「江戸時代、たびたび氾濫していた新堀川の治水工事をおこなった合羽屋喜八が由来という一説があります。またそこに、私財を投じて善行にいそしむ喜八を見て感動した河童たちが石を運んで手伝った、という伝説も附随しているようです」(武藤氏)

ふすまの形状になっているパネルを開けると……

このパネル、実はふすまになっていて実際に開けて向こう側に行くことができる仕組みになっています。では、ふすまの向こうはどうなっているのでしょうか。

合羽屋喜八と河童が消えた!?

ふすまの反対側にはもうひとつパネルがあり、合羽屋喜八と河童の姿がありません。そのかわり、彼が持っていた提灯と河童が積んでいた石だけが残されています。
「喜八と河童は死んで幽霊となり消えました。しかし合羽橋という地名は今も生きています。このように、展示には“無常(消えゆくもの)と不変(今も残るもの)”を違う角度でとらえ、表現するというのがテーマになっているのです」(武藤氏) 展示はほかにも「道玄坂の大和田太郎道玄」「八重洲のヤン・ヨーステン」「白金の柳下上総介」を見ることができます。

最後に待っているのは「中目黒の幽霊」

数々の東京の地名のふすまをくぐってきて、最後に現れたのは……。現代の世界。
ひとりのサラリーマン風の男性がカバンの中をゴソゴソと探っています。この写真に写る男性、実は武藤氏ご本人とのこと。急にリアル感が増してきます。
ふすまを開けると当然……。

“無常と不変”は我々の世界とは切り離せないもの

男性が消えてカバンだけが残されていました。今までは歴史上の人物を見てきましたが、最後には現実に引き戻されたような感覚になり、背筋がゾワッとしてきます。

蚊帳の中で4面マルチ映像体験

蚊帳を模したパノラマ映像に映るのは……?

全てのふすまを通り抜けた先には、蚊帳風に仕立てられた映像ブースがあります。ここでは、自身が街角に立って幽霊たちに出会えるような体験ができます。

あることをすると幽霊とのツーショット撮影ができる!?

心霊写真体験ができるフォトブース

フォトブースでは、展示会場の代官山にいる幽霊とされている、伊奈忠次と撮影ができます。普通に写真を撮ると何もないのに、あることをすると、いなかったはずの幽霊があらわれ……。背筋が凍る体験ができることまちがいなしです。

背筋がヒヤッ!毎日先着50名に「幽霊ジュース」をプレゼント!

キンッキンに冷えた「幽霊ジュース」のお味はいかに……?

『やがて、みんな幽霊展』では、先着50名の来場者に「幽霊ジュース」がプレゼントされます。背筋がゾワッとした体験をしたあとに、冷たいジュースでさらにヒヤッとしてみませんか?

歴史も学べる『やがて、みんな幽霊展』

この展示は確かに「怖くない幽霊屋敷」ですが、お化け屋敷のようにワッ!と脅かしてヒヤヒヤさせるのではなく、あとからジワジワと涼気を誘うアカデミックな脅かし方と言えるのではないでしょうか。
この夏は、都会のド真ん中でちょっと変わった肝試し体験をしてみませんか?

◆『やがて、みんな幽霊展 ~怖くない幽霊屋敷~』
会期: 2024年 7月26日(金)から 8月4日(日)
開場時間:11:00 –19:00 ※入場は18:30まで
入場料:無料
会場:THE FACE DAIKANYAMA
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-13 ROOB1-B2F
東急東横線「代官山」駅 徒歩3分 公式ホームページ:https://buntoart.com/exhibition_yurei/

◆書籍概要

アートブック「やがて、みんな幽霊」(展示会特別価格:3000円)
著者:武藤雄一
発行所:文とアート出版
発売日:2024年7月26日

◆武藤雄一 プロフィール

クリエイティブディレクター/コピーライター。

明治「THE chocolate」などのネーミングをはじめ、エスビー食品、ホテルオークラ、国立がん研究センター、サントリー、PR TIMES Wedding Parkなどのブランディング。東京コピーライターズクラブ新人賞・審査委員長賞。広告電通賞、ACC賞、ニューヨークADC金・銀・メリット賞などを受賞

<取材・撮影・文/櫻井れき>

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