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木彫りで四季を感じる!ころんとかわいい癒しの仲間たち


木彫作家の星野良輔さんは、つぶらな瞳のペンギンをはじめとする独特の癒し系作品を手作業で制作しています。高校時代に木彫りに出会い、その魅力に引かれて作家の道を選びました。彼の作品は手に馴染む暖かさが特徴で、ノコギリやノミ、彫刻刀を使用し、アクリル絵の具で着彩されています。星野さんは木の特性に応じて真剣に取り組むことで、唯一無二の作品を生み出すことができると語ります。制作プロセスはテーマ選びやモチーフ、素材選定から始まり、日常の何気ない出来事からインスピレーションを得るそうです。将来、彼の作品が後世に受け継がれることを期待しながら、日々の制作に精進しています。

つぶらな瞳のペンギン…。 なんとも愛くるしい姿をしていますがこちらのペンギン、なんと”木”で制作されたもの。
こちらの木彫りは、木彫作家 星野良輔さんの作品。”木”から生まれたとは想像し得ないほど丸みを帯びた暖かみのある物になっていますが、作品は全て星野さんが手で彫って制作しているとのこと。

今回は、そんな癒し系作品を作り上げる星野さんにお話しを伺ってきました。

癒し仲間たちの誕生

▶︎まず、星野さんが木彫り作家を始めたきっかけを教えてください!
ー 高校の美術科に通っていた時に彫刻を専攻して初めて木彫りに出会いました。全く上手に出来ない当時でしたが、何か自分を表現出来そうな面白さや奥深さを高校生ながら感じ、大学時代も木彫りを専攻して、今は作家として活動しています。

▶︎学生時代に出会ったものが星野さんに大きな影響を与えたのですね。 制作にはどのような道具を使うのでしょうか?
ー 道具についてですが、ノコギリ、ノミ、彫刻刀を使います。着彩は基本的にアクリル絵の具を使用しています。

▶︎本当に手動で制作されているのですね。手に収まりのいい雰囲気はきっとそんな理由があるのでしょうね。 こちらの作品たちは完成までにどのくらいの期間がかかるのでしょうか?
ー 制作期間はサイズや造形によりますが、片手サイズで3日〜1週間。両手サイズで2週間以上。1メートルを超えるものは1ヶ月以上かかります。

▶︎なんと!1mを超えることもあるとは。木ですから重量もそれなりにありそうですね。
では星野さんが感じる”木彫り/木”の魅力を教えてください。
ー 木という素材は真っ直ぐな性格なので、作り手にしっかりとしたイメージと表現する技術があれば素直に答えてくれます。どんな形でも色でも、作り手の意思に沿って一緒に作り上げてくれる優しさと芯の強さを持っている点が木の魅力です。反対に作り手が拙いと「未熟者めが!」と一蹴されます。完成するまでずっと刃物を使う意味でも木彫りは小さな真剣勝負だと感じています。その真剣勝負を乗り越えると何にも代え難い作品ができるので、それが木彫りの最大の魅力だと感じています。

それだけ”木”と真摯に向き合う姿勢のある星野さんだからこそ生まれる作品ですね。

“作家”として作品づくりに向き合うこととは

▶ちなみに様々な生き物がいますが、作品に共通させているコンセプトがあれば教えてください。
ー 自分が顧客として、自身の展覧会を観に行ったときお金を出して作品を買って家に飾り続けたいかどうかを一番に考えています。作品を見て自分がワクワクするかどうか、元気が出るかどうか、自分らしい作品かどうか、が共通しているコンセプトになります。

▶︎”自分自身が欲しい物を自分で作る”ということでしょうか。まさに愛ある作品作りの根底だと思います。 また度々、新作を発表しているようですがイメージ作りはどのようなものでしょうか?
ー ザックリ言いますと自分の中で作品とは三つの要素に分かれています。 ①テーマ(見た人にどんな気持ちになってほしいか、どんな形や色を表現したいのか) ②モチーフ(どのモチーフで作るのか、そのモチーフはどんな形や色か) ③素材&道具(どの木や絵の具を使うのか、どんな彫りや塗りで仕上げるのか) この3つのピースがバッチリハマるとより良い作品になりますので、日頃からこの要素を探しています。材木屋や画材屋に行った時はもちろんですが、どこかへ旅行に行った時、映画を見た時、料理をしている時、何気ない日常でふっと「この形が面白い」とか「この色が綺麗だから作品に活かせないか」などをつらつらと考え、作品の要素として自分の頭にストックします。それと同時に過去にストックしていた要素と合えば、それらを繋げてイメージに落とし込みます。イメージをもとに下絵を紙に描きながら3DCAD図の様な立体を頭の中に作り上げ、それが出来たらあとは頑張って彫ると作品になります。

▶︎日々の生活に垣間にみえる作品作りの存在が、星野さんを彩っているのですね。とても素敵な日常です。 そんな星野さんが今後チャレンジしたいことや目指しているところがあれば教えてください。
ー 後世で自分の作品を愛好して語り継いでくれる人がいたら作家冥利に尽きるので、死して野晒しの骨になるまで作品を作り続けたいです。現実的な話ですと、作品をギャラリーさんに取り扱って頂いている身として、もっと売り上げを伸ばし、より上へより先へ進んで行きたいです。どちらにおいても最高傑作を目指して日々精進します。

本当に制作がお好きだと、お話をしていて感じるところが作品愛に滲み出ているのだと思います。最初に紹介させていただいたペンギンも、星野さんの真心がこもっているからこその優しい雰囲気があるのでしょうね。

今回お話しを伺った木彫作家星野さんの作品は、オンラインショップで展開中のほか、度々イベントや個展も開催しております。 今後も星野良輔さんのご活躍に注目です!

星野良輔:木彫作家
▶︎問い合わせ先
オンラインショップ

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