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プロフェッショナルたちの、こだわりワークウエアと仕事道具拝見。vol.1


この記事では、農業と大工の二刀流で活動する安生俊一さんと、ヴィンテージ家具屋を営む小林智弘さんのこだわりのワークウエアと仕事道具が紹介されています。安生さんは、農業と大工のどちらの仕事においても、動きやすく耐久性の高いワークウェアを選び、仕事に応じた道具を使いこなしています。一方、小林さんは、インダストリアルなヴィンテージ家具と自身のオリジナル什器の製作を手がけており、溶接や金属加工での経験を生かして幅広く活動しています。彼らはいずれも、自分のワークスタイルに合った道具や服を厳選し、使い込むことで愛着を持って仕事に取り組んでいます。

スタイルのある職人さん、プロフェッショナルたちが愛用するワークウエアと仕事道具は、それぞれの環境にとって必要な機能や耐久性、使い勝手のよさ、そしてルックスにもこだわって選びぬかれたものばかりで、使い込まれた風合いも見どころです!!

農業と大工のどちらも励む、こだわりの二刀流スタイル。

安生俊一さん/もくぞう藍屋 大工見習い、NORA FARM スタッフ

  • 農家から大工に転身し、現在は大工の見習いとして親方の下で修行の日々。農業にも携わり続け、休日や空いた時間を使って畑に足を運んでいる。マウンテンリサーチのセーターとイノヴェイトのシューズを合わせた、こだわりの大工スタイルでは、伝統的な乗馬ズボンをワークウエアとして着用。「このパンツは動きやすく、足捌きにも優れたシルエットなので重宝します」。ベスト/もくぞう藍屋 セーター/マウンテンリサーチ パンツ/寅一 ニットキャップ/ラカル シューズ/イノヴェイト フライロック345 GTX
材料はすべて1mm単位で寸法を測って計算していくが、現在はその精度を上げていく修行中。
プレーナーで材料を仕上げているところ。こちらも1mm単位で削っていく。「無骨に見えて繊細な作業が多いですね」。

“たべものとたてものをつくる”をテーマに掲げ、農業と大工のダブルワークを実践する安生さん。「ずっと農業に従事してきたけど、まわりに空き家が増えるなかで、リノベ事業に携わりたくなり、39歳で大工の世界に飛び込みました。とはいえ農業も好きなので、二足のわらじでやらせてもらっています」。

研ぎ石で自身の鑿(のみ)を研ぐのも日常の業務のひとつ。「ジブンの手作業の道具は、必ず本人がメンテナンスするのが基本。仲間内での道具の貸し借りも禁止されています」。
もちろん、さまざまな電動工具も愛用。適材適所で使い分けている。

2つのシゴトはワークスタイルも含め、意外と共通点が多いとか。「どちらも作っている過程がいちばん楽しくて、最終的にはジブンの手から離れていくモノ。達成感も近い気がします」。将来的には、仲間との自給自足のライフスタイルを目指している。「いつかみんなの村をつくるのが夢です」。

農業歴は14年で、現在も100品種以上の野菜の育成に携わっている。作業時は無骨で実用的なワークスタイルが基本。「天然素材のタフなウエアが好みだけど、カイメンのアイテムは、農作業での使い勝手も考えられていて快適です」。ベスト/フィルソン ウールシャツ/ピークパフォーマンス×ナイジェルケーボン ハイネックシャツ/マウンテンハードウェア パンツ/カイメン キャップ/バブアー ブーツ/エーグル ショベル/スウェーデン軍のヴィンテージ

MAZDAのボンゴ ブローニイバン
農作業での収穫や道具の運搬で活躍している、先代ボンゴのロングホイールベース車。グリーンにオールペンし、ステッカーカスタムも施している。「わりと最近のモデルだけど、昔ながらのレトロなシルエットがお気に入り。頼れる相棒です」。

金象本舗のショベル
農作業でも大工シゴトでも活躍しているショベル。カイメンのステッカーでカスタムしている。「いろんなショベルを試した結果、ずっと折れずに残ったのがこのメーカー。かなり丈夫なので、硬い土でも安心して使えます」。

KEIMENのベジタブルロングTシャツ タイプ ポテト
野菜の名前が英文字レターでプリントされた、カイメンの人気シリーズの1枚。「いろんな野菜が揃っているけど、デザインの雰囲気とキャッチーさで“ポテト”を選びました。今度は“ブロッコリー”のスウェットを入手したいです」。

MOUNTAIN RESEARCHのスウェディッシュパンツ03
マウンテンリサーチのカーゴパンツは、現場を問わずに愛用しているお気に入りの1本。「いろんな作業に対応する絶妙なシルットだし、生地は厚手で丈夫だから重宝しています。しかも裏起毛だから保温性も高い。冬の定番ですね」。

高松屋井上刃物の鉋/浩樹の玄能
墨田区にある老舗刃物屋の鉋(かんな)と、その刃を取り出すときに使用している玄能(ハンマー)。「鉋は6種類ほどを使い分けています。玄能は腰袋に常備しているアイテムで、柄の部分は白樫の木を鉋で削って、ジブンで作りました」。

makitaの電動工具
大工用の工具のなかで、もっとも活躍しているのが、マキタの充電式インパクトドライバーと丸鋸。「足場の上で使うから電動工具は充電式が必須です。インパクトドライバーは最近買い替えたばかりで、LEDライトも備えています」。

LIFEのノーブルノート
大工作業のメモ帳として使っているB7サイズのノート。三菱鉛筆と鉛筆削り用の鑿(のみ)もセットで愛用。「このノートは紙がしっかりしていて、筆の滑りがいいんですよ。材料の寸法を書くために、鉛筆とセットでいつも持参しています」。

きねや足袋の地下足袋
宮大工などの職人御用達メーカー、きねや足袋の1足。「ホームセンターではあまり買えない、ハンドメイドの地下足袋です。フィット感バツグンで歩きやすく、通気性にも優れているから、夏場は農作業でも使うことがあります」。

1年を通して、さまざまな野菜を育てているが、現在はキャベツやカリフラワー、ルッコラなどを栽培中。葉物の収穫を行うときはオピネルのナイフが活躍している。
無農薬の有機栽培のため、防虫ネットも欠かせない。
防虫ネットのなかで育てているのは、赤玉ねぎ。
収穫したばかりの黒大根とブロッコリー、小松菜。収穫した野菜は、各地のレストランに直接卸したり、イベントやオンラインで販売している。気になるヒトは「NORA FARM」で検索を。

溶接での穴あきもリペアして、ユーロ古着セットを複数愛用。

小林智弘さん/ANTISTIC 代表

  • 2010年に東京の目黒・碑文谷にオープンした、ヴィンテージの家具屋、アンティスティックを運営。アパレルショップの什器を手がけることも多い。「昔のフレンチワークのスタイルが好きなので、その雰囲気があるカバーオールとオーバーオールを組み合わせることが多いです。状態のいい古着をつねに探しているカンジですね」。カバーオール/セントジェームスの古着 オーバーオール/古着 キャップ/ナイジェル・ケーボン ソックス/ソウソウ シューズ/イージス
ヘルメットを被って溶接する姿は、もはやダフトパンク!? 「溶接は電流のバランスが難しくもあり楽しい部分。時間がかかるけど、そのぶん完成したときの達成感もひとしお」。

ヴィンテージ家具屋を営みながら、オリジナルの什器も手がけている小林さん。スチールやステンレス素材を扱うことが多く、金属加工や溶接のシゴトも担う。「インダストリアルな家具をメンテナンスするうちに、独学でいろいろ覚えました」。

溶接だけでなくスチールパイプをカットすることも多い。
ボルトやリベットも多種多様に用意し、幅広いメンテナンスに対応。

10年以上続けるうちに、独自のワークスタイルも確立。ユーロ古着のカバーオールとオーバーオールをつねに数セット用意し、セットアップで着回している。「溶接をすると、すぐに火花で穴が空いたり破れたりするから、リペアもジブンでやっています。おかげで、どんどん愛着も湧くから、ボロボロになっても処分できず、溜まっていく一方(笑)」。

家具屋としては、インダストリアル系のヴィンテージファニチャーを厳選。奥には自身のオリジナル家具も鎮座。「主にヨーロッパで仕入れてます」。

ユーロ古着のカバーオール
12年前にデッドストックで入手した、ブラックモールスキン素材のカバーオール。「同じようなカバーオールがほかに3着あり、ローテーションで愛用しています。カバーオールに風合いを出したいヒト、無料で引き受けますよ(笑)」。

SUZUKIDの液晶式自動遮光溶接面
光った瞬間に遮光してくれる、自動遮光機能を備えたハイテクモデル。「溶接面はこの作業で絶対に必要なシゴト道具。これはヘルメットタイプだから両手がフリーで使えるし、レトロフューチャー的なルックスもお気に入りです」。

ユーロ古着のオーバーオール
ワークウエアとして入手して6年ほど愛用している、ユーロ古着のオーバーオール。「腹や胸を溶接の熱から保護してくれるからオーバーオールが重宝します。1年半に1回ほど買い足して、いまは5着くらいストックしています」。

モノタロウのマグネットホルダ台
磁力のオンオフがスイッチで切り替えられるアイテム。「溶接するタイミングで材料を固定したいときに活躍するギア。パイプとかも収まりがいいから、めちゃくちゃ便利。いろんなサイズがあるから、キャンプでも使えるかも?」。

PRO-ACTの牛床背縫手袋
コーナンのプライベートブランド、プロアクトの牛革グローブ。「かなりタフだけど、油で汚れ、溶接機で熱が入ると硬くなってくるから消耗品です。これは10双組だけどリーズナブルだからコスパも高い。気兼ねなく使えます」。

Nigel Cabournのメカニックキャップ
ユニフォームの延長として愛用しているメカニックキャップ。「溶接面のヘルメットが被りやすいシルエットなので、同じモデルの色違いを買い足しています。汚れても気軽に洗えるし、ポケットに入れたりしてラフに扱えるのもいい」。

PanasonicのTIG溶接機
電子制御により細かい設定ができる、プロユースの溶接機。「スチールやステンレスのアイテムなら、なんでも対応できるので、オリジナルのアイアン系キャンプギアのオーダーメイドや、メンテナンスなども受け付けています」。

RING STARのミスターツールバッグ
自立式のスクエアタイプのキャリーケース。「現場に道具を持って行くときに活躍しているタフなバッグ。シンプルなデザインだけど、外ポケットも多いし、間仕切りがマジックテープになっているから、いろんなギアを収納できます」。


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