神奈川県横須賀市にある観音崎という場所をご存じでしょうか?横須賀というと米軍基地がある軍港都市や、「ペリー来航」の異国情緒あふれるイメージがあるかと思いますが、観音崎は東京湾を望む三浦半島屈指の景勝地なんです。
今回はそんな自然溢れる観音崎に行ってきたので、おすすめスポットをご紹介します。
ローカル感がたまらない博物館「観音崎自然博物館」
観音崎は東京湾や山に囲まれた自然溢れる土地。そんな観音崎の自然について展示する『観音崎自然博物館』は何の変哲もない地方の博物館に見えますが、侮ることなかれ、入ってみるとなんとも言えない手作り感やローカル感が溢れる、のんびりゆっくりできる博物館なんです。
館内に入ってまず目に入ってくるのはエントランスの中央に置かれた釣り堀。中には紙で作った魚たちが泳いでいて、近くには釣り竿と捕獲した魚を入れるバケツもちゃんと置かれています。その周りにはカメの八重男くんがいたり、ゴジラのフィギュアが置かれていたりと、自由な雰囲気満載です。
館内を進むと、壁一面の巨大なマンボウが現れます!!インパクト大の巨大マンボウは、実際に見つかったマンボウの実寸大サイズの模型とのこと。
マンボウの横からは外に出ることができて、魚と触れ合える体験コーナーがあります。
水槽の中にいる魚は素手で触ることができます。芝生の方にはハンモックもあるので、晴れた日はここで海を眺めながらボーっとできるのも良いですね。
館内の展示は観音崎周辺の海や森の生き物の展示がメインで、クジラの骨や魚の骨格標本、剥製も展示されています。
天井をみると巨大なダイオウイカがいたり、また至る所に椅子が置かれていて水槽をひとり占めしてじっくりのんびり観察できるように工夫されています。
個人的には何ともシュールな表情の人形を探すのも楽しかったです。
また、この博物館はとにかく椅子が多い!1つ1つの展示を椅子に座ってゆっくり見れるので、しっかり観察したい方、体力に自信がない方でも安心して楽しめる博物館となっています。
▶詳細情報
【施設名】観音崎自然博物館
【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】月曜日 ※祝祭日の場合は翌日
公式Webサイト
併設の全席オーシャンビューの開放感がいい感じのレストラン
博物館の横にはレストラン『RESTORE(レストア)』が併設されています。
残念ながらこの日は曇りでしたが、こちらのお店は全席オーシャンビューの開放的な空間で、晴れた日は青空と海を見ながら食事が楽しめる素敵なロケーションとなっています。
メニューは野菜中心のメニューが多く、ビーガンの人も楽しめるメニューがあります。写真(上)は店員さんおすすめの“大豆ミートのから揚げプレート”(1300円)。大豆ミートですが食べてみると鶏肉と遜色ない味わいの唐揚げでとても美味しく、大満足の一皿でした!アルコールも販売しているので海を見ながら昼飲みも気持ちよさそうですね。このカフェ目当てに来ているお客さんもいて、テラス席で写真を撮りながらランチをしたり、夫婦でランチをしたりと女子会やデートにもぴったりな雰囲気の素敵なお店でした。
博物館で魚や自然と触れ合い、カフェでのんびりして、ハンモックで昼寝してと、1日中満喫できそうなスポットでした!
▶詳細情報
【施設名】コーヒーとワインのお店 レストア 観音崎店
【営業時間】11:00~17:00(ランチLO14:30)
【定休日】月曜日
公式SNS
まさかの場所にある絶景隠れ家カフェ
博物館から車で10分ほど浦賀駅方面に進むと、海に向かって立つ鳥居が気になる“叶神社”と書かれた神社があります。
偶然見つけた神社ですが、縁起がよさそうな名前だったのでお参りをして周りを見てみると、社殿の横に本堂に続く怪しい階段が。階段をよーく見てみると横の方に神社とは関係なさそうな「営業中」の文字を発見!
近づいてみると神社の横とは思えない英国風のコンサバトリーが佇んでいました!!
※コンサバトリー・・・イギリスで生まれた伝統あるサンルーム
気になりすぎて中に入ってみたところ、そこにはマダムや紳士たちがティータイムを楽しむ素敵空間が広がっていました。こちらは『SALON ACANTHUS(サロン・アカンサス)』という本格的な英国風のカフェとのこと。
明るいマダムが切り盛りする店内ではマダム手作りのジャムが添えられたスコーンや美味しい紅茶、コーヒーが楽しめます。
まさか神社の横で、横須賀の海を見ながらこんな素敵なティータイムが過ごせるとは驚きでした。
観音崎に行った際は、是非こちらにも立ち寄ってみてくださいね。
▶詳細情報
【施設名】叶神社(東叶神社)
公式Webサイト
▶詳細情報
【店舗名】SALON ACANTHUS(サロン・アカンサス)
【営業時間】10:00~17:00
公式Webサイト