三菱UFJ銀行の振込手数料が10月2日より上がり、特に窓口での振込手数料が最大990円になることは大きなニュースとなっています。
これまで窓口で振込をしていた人で手数料が高くなるなら、対策方法を取っておかなくてはいけませんが、振込手数料を割安にできるほか、無料にしてポイントまでつく方法があります。
解決策を紹介します。
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三菱UFJ銀行の振込手数料が10月2日より上がる
≪画像元:三菱UFJ銀行≫
三菱UFJ銀行の振込手数料が10月2日より上がり、改悪と言われています。
窓口(登録振込サービスを含む)
三菱UFJ銀行同一支店あて…3万円未満330円、3万円以上550円 → 880円に
三菱UFJ銀行他店あて…3万円未満330円、3万円以上550円 → 880円に
他行あて…3万円未満594円、3万円以上770円 → 990円に
同一支店あてなのかどうかで金額は変わりますが、振込時に330円~770円だった内容が880円~990円になり、倍以上の手数料を取るケースもあります。
しかし、一覧表を見るとわかりますが、実は、インターネットバンキング「三菱UFJダイレクト」の金額変更はなし。
また、ATMでの三菱UFJ銀行キャッシュカードを利用した振込では、「同一支店あて」は0円 → 110円と高くなっているものの、他行あてでは3万円以上330円 → 275円となっていて、必ずしもすべてが改悪ではないです。
振込手数料を安くする・無料にする方法
窓口で手数料を使って振込するよりも、少しでも安くできたらと思いますが、振込手数料を無料にすることは、それほど難しいことではありません。
調べてみると、無料になるばかりか、逆にポイントがもらえるものもあります。
【解決策1】三菱UFJ銀行:インターネットバンキング「三菱UFJダイレクト」を選ぶ
≪画像元:三菱UFJ銀行≫
三菱UFJダイレクトでは、手数料の変更はありません。
インターネットバンキングは難しそうと思うものの、店番や口座番号、キャッシュカードの暗証番号、名前があれば登録できます。
1. ログインパスワードを登録
参照:三菱UFJ銀行
名前、口座の店番・口座番号・キャッシュカード暗証番号を入力し、パスワードやEメールアドレスを登録
2. ワンタイムパスワードを申し込み・利用登録
アプリのほか、パソコン版もあります。
【解決策2】三菱UFJ銀行:「定額自動送金サービス」が利用できるか考える
家賃や駐車場代、家族への仕送りなど、月々決まった振込をするなら、「定額自動送金サービス」を利用する方法もあります。
≪画像元:三菱UFJ銀行≫
手数料は、
三菱UFJ銀行の他店あてだと、
3万円未満 … 165円、3万円以上385円
三菱UFJではない銀行あてだと、
3万円未満 … 319円、3万円以上605円
インターネットバンキングよりも手数料が高くなる可能性がありますが、窓口振込よりかは安く、毎月、「決まった額を振込する」ため、振込の義務感から解放されます。
ただし、後述するネット銀行と比較してしまうと、割高な手数料がかかってしまうのはネックです。
【解決策3】ネット銀行の振込手数料無料回数分
「どうせなら、振込手数料を無料にしたい」と思うなら、他の銀行の口座振込や口座振替のサービスを選び、手数料無料にすることもできます。
ネット銀行での振込手数料は無料のこともあり、しかも利用するとポイントがもらえることもあります。
しかも、毎月定額振込サービスを取り入れている銀行もあり、振込を忘れていて焦る心配もなくなります。
口座振込・口座振替の手数料が無料の銀行1:楽天銀行
≪画像元:楽天銀行≫
楽天銀行での注目は、「毎月おまかせ振込予約」です。
これは、他の金融機関あて振込が自動化できるもので、家賃や駐車場代、月謝などの振込ができるもの。
振込手数料は一律税込145円ですが、ハッピープログラム会員ならステージに応じて毎月3回まで無料になり、給与や賞与の受け取りや公的年金の受け取りがあればステージに関係なく翌月3回も無料です。
≪画像元:楽天銀行≫
口座振替の場合は、1件ごとに楽天ポイントがたまります。
≪画像元:楽天銀行≫
楽天銀行での残高や取引数に応じて変わるステージによってポイント数は変わり、ベーシックやアドバンストでは1ポイントですが、スーパーVIPになると3ポイント。
口座振替1件ごとにポイントがたまっていきます。
口座振込・口座振替の手数料が無料の銀行2:住信SBIネット銀行
≪画像元:住信SBIネット銀行≫
住信SBI銀行では、無料振込手数料がランクによって月最大20回まで。
他の金融機関あてでも「振込が無料」で手数料0円です。
住信SBIネット銀行や三井住友信託銀行の口座あての振込手数料は無制限で無料。
そして、最大回数分を超えても1回あたり税込77円の振込手数料なのでランクが高くない人でも利用するメリットがあります。
≪画像元:住信SBIネット銀行≫
住信SBI銀行では、普通預金口座から引き落としする「口座振替サービス」もあり、利用するとポイントがたまります。
こちらは公共料金やクレジットカード、携帯電話料金の支払いなどに使えます。
口座振込・口座振替の手数料が無料の銀行3:イオン銀行
≪画像元:イオン銀行≫
イオン銀行では、他行あて振込手数料は最大月5回無料です。
ブロンズステージでは月0回ですが、シルバーステージ月1回、ゴールドステージ月3回、プラチナステージ月5回が無料になります。
≪画像元:イオン銀行≫
また、イオン銀行では、クレジットカード利用代金、保険料金を普通預金口座から引き落とししてくれる「口座振替サービス」も行っています。
≪画像元:イオン銀行≫
イオン銀行から対象の公共料金、国民年金保険料の口座振替を利用すると毎月1件につき5WAON POINTがもらえます。
イオンカードセレクトやイオン銀行キャッシュ+デビット利用者に限る条件ではありますが、ポイントももらえます。
振込サービスを見直すきっかけのタイミング
三菱UFJ銀行の窓口での振込手数料が上がるのは10月2日からで、あと4か月ほどあります。
インターネットバンキングを使う、他の銀行口座を開設するなどして振込手数料を無料にすることを検討するなど、対策を練るにも充分な時間があるのではないでしょうか。
サービスを利用することでポイントがもらえるサービスもあるので、これまで挑戦してこなかった人も検討してみましょう。
毎月の振込に手数料を払っていたなら、これをきっかけとして少しでもお得なサービスを検討してみるのもよい気がします。(執筆者:節約生活スペシャリスト 谷口 久美子)
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