日本人は塩分を摂ると血圧が高くなる人が多い民族。そして、和食は塩分をたくさん含んでいるものが多いもの。このため、高血圧の人は朝食に和食を避けると、血圧が安定するのです。そして、血圧を下げる食事にはフルーツグラノーラがピッタリなのでした。
血圧を下げる食事は洋食でもない
典型的な和食といえば、ご飯に味噌汁、焼き鮭に納豆、お漬物といったところでしょうか。このときの塩分は味噌汁で2g、焼き鮭で2g、お漬物で1.5g、納豆はたれを使うと0.5g。合計で6gほどになります。
高血圧の人の塩分摂取量の目標は、1日あたり6g未満。朝食ですべて摂取してしまう計算になります。このため高血圧の人は、1日3食のうち1食だけでも、和食でないメニューを食べるのがおすすめなのです。
ただし、血圧を下げる食事が洋食かというと、話はそう単純ではありません。じつはパンにも塩分が入っています、8枚切りの食パン1枚で0.5gほど。2枚食べると、それだけで1gになってしまうのです。
血圧を下げる食事にぶどうジュース
パンに塗るバターにも0.2gほど、スライスチーズやハムなどを一緒に食べるなら、それぞれ1枚あったり0.5gの塩分を含んでいます。単純に洋食にするだけでは、塩分を減らすことができないのです。
血圧を下げる食事はフルーツグラノーラ。フルーツグラノーラ1食分50gに含まれている塩分量は0.2g。これに牛乳200mlをかけても塩分量は0.2gです。ぜんぶで0.4gにしかなりません。
なお、血圧を下げる食事には1日コップ3杯のぶどうジュースもおすすめ。ぶどうジュースに含まれているポリフェノールには、血管を広げる効果があります。このため、ぶどうジュースを飲むと血圧が下がるのです。