4スタンス理論の名前は、人間が自然な立位状態をとるときに足裏の特定ポイントを中心にバランスをとることに由来しています。この特定ポイントが4つ存在していて、人間の動作特性はその4グループに大別できるのです。4スタンス理論のチェック方法の基本を見ていきましょう。
4スタンス理論のチェックは3種類
4スタンス理論のタイプをチェックする方法は3種類あります。3種類のチェックが相互に乗り入れをすることで、1つのタイプは必ず、残りの3タイプと何らかの共通特性と持っているということです。
4スタンス理論のチェック1つめは、AタイプとBタイプの分類になります。何気なく立っている状態で、全身を連動に導く基点は土踏まず部分。この土踏まずからつま先寄りを中心に立位姿勢をとるのがAタイプ、Bタイプは土踏まずからかかと寄りを中心に立っているのです。
4スタンス理論のチェック2つめは、1タイプと2タイプです。1つめと同じように、立位状態におけるバランスの中心箇所が土踏まずから内側なのが1タイプ。2タイプは土踏まずから外側を中心としています。
4スタンスはチェック2つで判明
4スタンス理論のチェックにはもう1つ、体幹を中心とした体全体の運動のさせ方によるクロスタイプとパラレルタイプの分類です。
クロスタイプは体幹である両肩と股関節を結んだ四角形の部位を、対角線上に結んで連動させるという特性。一方のパラレルタイプは、体幹の部位を四角形の左右同側同士で連動させるという特性を持っています。
AタイプとBタイプ、1タイプと2タイプ、クロスタイプとパラレルタイプの3つの分類を合わせることによって、人間は「A1・A2・B1・B2」の4タイプに判別可能。4スタンスの3つのチェックのうち2つがはっきりすれば、タイプを特定できるのです。