お腹の筋肉には体幹を曲げるために働く腹直筋と、わき腹にある側腹筋があります。このうち、どちらかの筋肉が衰えると姿勢が悪化して骨盤がずれてしまうのです。そこで、イスに座ってできる腹筋の鍛え方を紹介しましょう。タオルを使って手軽にできる腹筋の鍛え方です。
イスに座ってできる腹筋の鍛え方
腹直筋は割れた腹筋を形作る、お腹の前面にある筋肉です。一方、側腹筋といってもそういった筋肉があるわけではありません。側腹筋にあたる筋肉は、体の表面から外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋と3層構成です。
腹直筋と側腹筋のどちらかが衰えると、まず姿勢が悪くなります。すると骨盤の位置がずれて腰痛になったり、お腹に余計な脂肪がたまりやすくなるため、っぽっこりお腹の原因にもなるのです。
そこで、イスに座ってできる腹筋の鍛え方を紹介しましょう。用意するのはイスとフェイスタオル。イスとタオルを使ったニープッシュです。
腹筋の鍛え方は70%で7秒間キープ
腹筋の鍛え方はまず腹直筋から。イスに浅く腰かけて両ひざを揃えたら、両手でタオルの端を持って太ももの先端部分に当ててください。ここで背すじを伸ばしたら準備完了です。
この体勢から腕だけでなく、上半身全体で床の方向に向かって力を入れてください。70%の力で7秒間キープしたら、元に戻ります。これを10回繰り返します。上半身全体で押せるようにタオルの長さは調整しましょう。
kの腹筋の鍛え方は側腹筋にも応用できます。ひざを左右に開いた状態でニープッシュを行うのです。右足のひざよりやや手前にタオルをかけて、やはり70%の力で7秒キープ。これを左右それぞれ10回行いましょう。