梨状筋はその名のとおり、梨の形をした筋肉。梨状筋は、股関節を外側に回す役割があります。このため梨状筋をストレッチするなら、足を内側にひねればよいのです。梨状筋ストレッチは腰痛改善にも効果があります。さっそく梨状筋ストレッチのやり方を見ていきましょう。
梨状筋ストレッチを仰向けで行う
梨状筋ストレッチは2種類。地面に仰向けになって行うものと、椅子に座って行うものがあります。やり方を詳しく見ていきましょう。
床に仰向けになって行う梨状筋ストレッチは、腕を左右に大きく開いたら、両ひざを左側に倒した体勢がスタートポジション。背中や腰が床から浮かないようにします。
ここで左足を右足の上に置いて20秒キープしてください。右側の梨状筋が伸びているのがわかるでしょう。まさに右足を内側にひねる動きになります。
梨状筋ストレッチを椅子で行う
椅子に座って行う梨状筋ストレッチは、右の足首を左足のひざの上に乗せた体勢がスタートポジション。乗せた足が床と平行にして、背すじを伸ばしたら準備完了です。
上体を股関節から45度くらいまで前傾させたら20秒キープします。右側の梨状筋がストレッチされているのがわかるでしょう。足を入れ替えて、反対側の梨状筋もストレッチします。
なお、梨状筋が強く働くようになると、床に仰向けになって足を伸ばしたときに、両つま先とかかとの角度が90度を超えてきます。こういうときこそ梨上筋をストレッチして、強く収縮した状態を改善するのです。