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織田裕二「水滸伝」昨年末開始の撮影いまだ終わらず「40年役者…このスケールの撮影なかった」


WOWOWで2026年に放送予定のドラマ『北方謙三 水滸伝』で主演の織田裕二が、物語の主人公である宋江役を演じます。この作品は、北方謙三氏の人気小説シリーズ『大水滸伝』の一部を映像化したもので、舞台は12世紀初頭の中国・北宋時代。腐敗した世の中を正すために立ち上がる梁山泊のリーダー、宋江を描いています。織田は、寒さ厳しい撮影環境での長期の撮影を通じ、役作りに没頭していると語っています。演じる宋江は、特別な能力を持たないが、人を信じ包み込む力を持つ人物として描かれ、織田は彼を「普通の人」として演じることを心がけていると述べました。製作陣は、織田の存在感が役にぴったりだと評価し、ドラマの完成に高い期待を寄せています。

WOWOWの連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」で宋江を演じる織田裕二(C)北方謙三/集英社(C)WOWOW

織田裕二(57)が主演し、WOWOWで26年に放送・配信の連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」の劇中シーンが、このほど公開された。

12世紀初頭の北宋時代の中国で、腐敗した世を正すため立ち上がる梁山泊(りょうざんぱく)の頭領・宋江を演じる織田は、24年12月から始まった撮影中で「この作品は半年が経過してもまだ終わらない。8カ月かかる予定だという。これまで40年近く役者をやってきたが、このスケールでの撮影は無かった」と驚きのコメントを寄せた。

「北方謙三 水滸伝」は、累計発行部数1160万部を記録する作家・北方謙三氏の「大水滸伝」シリーズの1つ「水滸伝」全19巻を完全映像化。公開されたビジュアルは、正義を信じて立ち上がる下級役人の宋江が筆を執り、世直しを誓い「天に代わって正義を行う」の意味を持つ書「替天行道」を書き記す。ドラマを語るうえで欠かすことのできない象徴的な場面だ。

織田は「昨年12月から撮影を開始した。いてつく寒さ…洞窟、過酷な環境下での長時間に渡る撮影の中、あるシーンで突然空から降ってきた様にアイデアが湧いた」と撮影中の秘話を明かした。「実はこのシーンをどう演じれば良いのか、直前まで考えあぐねていた。この昼も夜も分からない寒い洞窟での撮影は一生忘れることはないだろう」と振り返った。

「雪山、また別の洞窟、山、川、湖と…一体、何十県行っただろう。車、新幹線、飛行機に乗り南へ北へ」と、広範囲の移動が必要な撮影であることも明かした。そして「どれだけ力を入れているのか、毎度毎度、山奥に建てられる撮影隊のテントや車両、スタッフの多さに驚かされる。メーク、結髪、衣装を身につけるまでにかなりの時間と労力を使い、そこから撮影現場にたどり着くまでまた時間を要する」と、妥協のない作品作りに驚きすら覚えていると吐露した。

そうした撮影の中「主演である私ですら、この作品の一部でしかない」との心境に達しているという。「何故なら私が出演していないシーンが多数あり、そこでほかの役者たちがどう演技しているのかわからない。全ての撮影が終わり、編集され、放送までにどんな作品になるのか、いまは想像できない。こんなに時間と労力をかけた作品がどんな物になるのか、楽しみでしかない」と完成に期待を寄せた。

宋江は表向きは戸籍係として働く下級役人だが、腐敗した世を憂い、自ら筆を執り世直しの書を記したことで運命が動き出す。剣の達人でも、軍略に秀でた知将でもなくとも、どんな人間も見捨てず、信じ、包み込む生きざまこそが、梁山泊(りょうざんぱく)という志の集団の核となる。織田は「私が宋江という人物を演じるにあたり、最も気をつけているのは、彼はいずこにでもいる普通の人だということ」と演じる上での思いを強調。「晁蓋の様な漢らしいリーダーシップを持つ訳では無く、林冲や楊志の様な武の才も無く、呉用の様な作戦軍師でも無い。精神的に強いわけでも無い。悩んだり、弱みをさらけ出したり…人に寄り添う宋江という男は、ただ人に寄り添う今はこれだけをキーワードに戦い、演じております」と語った。

北方氏は、撮影現場で織田と会い、会話したという。「織田さんが宋江を演じる。あれだけの役者が衣装をまとい、言葉を発するのだ。だが、それを超えたところに“芝居”はあると思う。会話をした。かなり入れ込んでいた。燃えていた。どんな宋江が見られるのか、楽しみだ」と期待した。また「ドラマ制作陣は、むさ苦しいほど熱い。だが、あれだけの長編を作るには、それくらいの熱がなければできないだろう。俳優の演技力や存在感、監督や脚本の表現力、衣装・小道具を含めた創造力が、どう支えるか。これは、作家と映像制作者の“勝負”。私は今、無邪気に、圧倒される瞬間を待っている」と完成にも期待を寄せた。

WOWOWの大原康明プロデューサーは、主人公の宋江役をキャスティングするにあたり「人々に寄り添い、人々を導くカリスマのような存在感が念頭にありました」と説明。その上で「現代を生きる我々が道に迷った時、何か壁にぶつかった時、どういった方が前を歩き、声をかけてくれれば、立ち上がることができるか、という考えの元、どなたに宋江をお願いさせていただくのが良いか、考えました」と続けた。

織田を起用した理由については「この壮大な物語を"頭領"として導いていただける存在感のある方として、これまで映画・ドラマの中心で輝き続け、作品を通じ、我々に勇気や希望をも与えてくださった織田裕二さんがぴったりだと思い至りました」と説明。「宋江という人物は心の奥底に静かなる怒りを抱えている人物でもあります。これまでの映像作品で織田さんが演じられた姿から感じた、理不尽なるものへの怒りもまた、宋江らしさだと思いました」と織田と宋江には通じるものがあると指摘した。

撮影に入り、織田の座長としての立ち居振る舞いにも、感銘を受けているという。「撮影が続く中、織田さんが現場でキャストやスタッフにも分け隔てなく声をかけてくださる姿、そして、座長として多くのキャストやスタッフのリスペクトを集める求心力がまさに、我々が思い描いていた宋江像そのものだな、と感じております」。

織田とチーフ監督の若松節朗監督は、00年の映画「ホワイトアウト」、フジテレビ系の93年のドラマ「振り返れば奴がいる」、94年「お金がない!」、95円「正義は勝つ」、そしてNHKで23年に放送された「ガラパゴス」でタッグを組んでおり、全幅の信頼を寄せ合っている。大原プロデューサーは「若松監督と織田さんは、これまで数多くのドラマや映画でもご一緒されており、現場で”黄金タッグ”が見られることへの喜びもかみしめています」と語った。

◆「北方謙三 水滸伝」 腐敗がはびこる乱世に、正義を信じるひとりの下級役人が立ち上がった。その名は宋江(織田裕二)。彼が記した“世直し”の書『替天行道』は、時代に抗う者たちの心を震わせる。裏社会に生きる者、軍を追われた者、すべてを捨てた者たちが、旗のもとに集結。戦う理由は違えど、志はひとつ。信じる者のため、旗のもとに集結した108人が、国家という巨大な敵に挑む、理不尽な時代を変えようとする者たちの、命を懸けた反逆の物語。

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