歯磨きは毎食後といわれますが、社会人になると外食も増えて歯磨きの時間をサボりがち。オフィスで磨くという人も少数派でしょう。それでは、歯磨きの時間はどれくらいの頻度で行うのが正しいのでしょう? 最低限という意味では、朝食後と寝る前の1日2回がよいでしょう。
歯磨きの時間は必ず1日2回はとる
歯磨きの目的は虫歯の原因となる歯垢を落とすこと。この歯垢はちゃんとした形になるのに12~24時間くらいかかります。したがって、最低でも1日2回は歯磨きの時間をとらなければなりません。
とくに、寝るときが一番重要。睡眠中の菌の繁殖を抑えるためにも、寝る直前に歯を磨いて口の中の菌を最低の数にすることが必要です。また、朝食後の歯磨きも重要。1日の始まりに最近の栄養となる食べかすを減らしておきます。
その意味では、毎食後と寝る前の1日4回の歯磨きが理想といえるでしょう。最低限という意味では、朝食後と寝る前の1日2回は必ず歯磨きの時間をとる必要があります。これなら働く社会人も実践できるでしょう。
歯磨き時間に加えて腸内環境も大切
なお、歯磨きで口の中は無菌状態になるわけではありません。そもそも、口の中を無菌状態にしようという発想が間違っているといえるでしょう。
口の中はいろいろな菌が仲良く暮らしているもの。腸の中と同様に、善玉菌と悪玉菌がそれぞれいるバランスが大切なのです。バランスがとれていれば、外敵が入ってきてもそうそうは負けることはありません。
また、近年の研究では口腔内の細菌の状態をよくするには、腸内環境をよくすることが大切であることがわかってきました。腸内細菌がよくなって乳酸菌が増えてくると、口腔内の善玉菌も増えてきてバランスが改善。歯周病を予防することができるのです。1日2回の歯磨き時間だけでなく、腸内環境をよくしておくことも大切なのでした。
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