少し走っただけで息が上がるなど、近ごろ疲れやすくなったという人は要注意。疲れやすい原因は年齢による体力低下ではなく、ビタミンB不足にあるかもしれません。糖質をエネルギーに変えるためにはビタミンBが活躍します。だからこそビタミンB不足が疲れやすい原因になりえるのです。
疲れやすい原因はビタミンB不足
タンパク質は人間の細胞や皮膚、筋肉を作る材料として欠かせないことはよく知られています。ただし、タンパク質を体内で合成するためにビタミンB群が不可欠なことはあまり知られていません。
ランニングを行うとき、脂肪は代謝サイクルを経てエネルギーに変わっていきます。ビタミンB群はこの代謝サイクルを円滑にしてくれる役割があるのです。
とくに補酵素の成分として、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、アミノ酸・脂質・炭水化物の代謝に必要とされるビタミンB2は意識して摂りたい栄養素。これらが不足していることが疲れやすい原因となることもあるのです。
疲れやすい原因を解消するビタミン
ビタミンBを豊富に含む野菜としては、モロヘイヤや大豆がおすすめ。なお、ビタミンB1は水溶性のため、蒸して汁ごと食べるとよいでしょう。ビタミンB群が疲れやすい原因を解消してくれます。
また、糖質・脂質・タンパク質・ビタミンと並んで、5大栄養素の1つであるミネラルにも注目したいところ。ミネラルは体の機能を正常に保つ働きがあります。
ミネラルは骨や歯などの硬い組織や、そのほかの軟組織を形成。摂りすぎると体に害を与えてしまいますが、野菜から補える量は限られているため心配する必要はないでしょう。