当人は交通ルールをしっかり守っていると思っているにも関わらず、取り締まられやすい交通違反が、交差点での一時停止違反や横断歩行者等妨害違反です。特に一時停止違反は、よく月末にノルマ稼ぎで取り締まられる交通違反です。そんな取り締まりで捕まらないためにも、身に覚えのない交通違反の交渉術を紹介しましょう。
白バイ隊員がノルマで一時停止違反
「横断歩行者等妨害違反」は、道路を横断しようとしている歩行者などの横断の妨害をする行為です。違反点数は2点、反則金は普通車で9千円となっています。
ただし、歩行を妨害されたという当事者が現れないと、警察はそれを立証できません。覚えがない歩行者等妨害違反は「妨害されたという被害者が訴えを起こさないのはおかしい」と、しっかりと主張することが大切だといいます。
ただし、警察官が2名以上いる場合は1人が証人となってしまうので、この主張ですべて回避できるわけではありません。「歩行を妨害した覚えはない」「歩行者がスマホに触れてて勝手に足を止めただけでは?」など、意思を固くして臨む必要があります。ただし、自分が違反したと認識している時は素直に取り締まりに従いましょう。
交差点での「一時停止違反」は「たいていの場合、交番勤務の警官かノルマを達成するべく必死な白バイ隊員がヒマしながら1人で取り締まりをしていることが多い」といいます。違反点数は2点、反則金は普通車で9千円です。
坂落としの隠語を出すと警察が諦める
覚えのない一時停止違反では、確実に一旦停止したと主張することが大切。「一時停止をした」「していない」という言い争いになったとしても、証拠がないので警察は立証できないといいます。
ただし、近くのコンビニなどの防犯カメラで確認できるケースも…。バイクが特に捕まえやすいので、片側の足を停止ラインのところへ出しておけば、ある程度は見逃されることもあるというのが白バイ隊員のアドバイスです。
「坂落とし」という警察の隠語があります。「1980年代にはネズミ捕りの時に坂落としでジャンジャン捕まえていた」というエピソードがあるほどです。
下り坂でのスピード違反の計測は正確性に欠けるので、取り締まりの際にドライバー側がこの隠語を出すと、警察側が諦めてしまうこともあったといいます。しかし「今は皆無かと思います」とのことです。とはいえ、スピードの出しすぎは事故の元。交通ルールを守って安全運転を心がけましょう。
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