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婚約指輪のダイヤモンドは「ソリテール」が定番



婚約指輪は円に切れ目がないことから永遠の象徴として選ばれたもの。そんな婚約指輪には「永遠の絆」という石言葉を持つダイヤモンドを選ぶのが一般的です。そして、ダイヤの婚約指輪は「ソリテール」と呼ばれるタイプが定番となっています。ダイヤモンドによる婚約指輪のタイプについて見ていきましょう。


婚約指輪のダイヤモンドは「ソリテール」が定番


ダイヤの婚約指輪の定番・ソリテール


「ソリテール」とは、フランス語で中央に一粒だけの宝石があしらわれたシンプルなリングのこと。英語では「ソリティア」と呼ばれます。プラチナの6つ爪や4つ爪でダイヤモンドを留めたタイプが一般的。ダイヤモンドの婚約指輪の定番です。


プラチナの6つ爪でダイヤモンドを留めたタイプは「ティファニーセッティング」とも呼ばれます。婚約指輪の原型ともいわれるリングで、1886年にティファニーの創業者であるチャールズ・ルイス・ティファニーが考案したスタイルです。


なお、ソリテールの指輪の各部の名称は、一粒石が「センターストーン」で、それを支える爪が「プロング」、リング部分が「シャンク」です。シャンクは「腕」や「アーム」とも呼ばれます。


ダイヤモンドの婚約指輪の人気タイプ


ダイヤモンドによる婚約指輪のタイプでは「サイドストーン」も人気。センターストーンの両側に石がセットされたタイプです。マーキーズシェイプと呼ばれる上下の先端が鋭くとがった細長いカットなど、さまざまな種類があります。


「フラットシャンク」は、シャンクが太めでフラットなデザイン。モダンな印象となってファッション性も高くなるので、日常につけやすいダイヤモンドの婚約指輪といえるでしょう。


メレダイヤをすき間なく敷き詰めた「パヴェセッティング」はダイヤの婚約指輪で人気です。メレダイヤとは0.1カラット以下の小さなダイヤモンドで、パヴェとは石畳の意味。小さなダイヤを石畳のように敷き詰めたセッティングです。


ダイヤモンドの婚約指輪で人気のタイプに「ベゼルセッティング」もあります。板状の地金でダイヤモンドの外側を囲んで留める技法です。日本語では「ふくりん留め」と呼ばれます。腕時計の表面ガラスのまわりにあるリング型の部品もベゼル。スマートフォンのディスプレイを囲む部分もベゼルと呼ばれています。


婚約指輪でダイヤモンドが選ばれる理由


婚約指輪の慣習は、古くは欧米の指輪交換の風習が、戦後日本で広まったもの。プロポーズの際に、男性から女性へ贈られる婚約の証として使用されています。


婚約指輪にダイヤが選ばれる理由に、ダイヤモンドが固い絆を表す石であることが挙げられます。実際、ダイヤモンドはもっとも硬い鉱物であり、現在、地球上にはダイヤよりも硬い天然物はありません。


そのほか、婚約指輪に女性の誕生石をメインに据えたリングなどが選ばれることもあります。また、最近では、結婚指輪とセットで一緒に使えるように、初めから婚約指輪と結婚指輪のセットで探す人も多いようです。


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