筋トレの目的は筋肉を大きくすること。そんな筋肉の材料となるタンパク質を手軽に摂取できるのがプロテインです。筋トレにプロテインを取り入れている人も多いでしょう。しかし、筋トレ後の筋肉の合成に必要なタンパク質の量を計算すると、わざわざお金がかかるプロテインを飲み続ける必要はないのでした。
筋トレのプロテインのメーカー推奨値
タンパク質を手軽に摂取できるのが、いわゆるサプリメント。とくに牛乳などを原料として、タンパク質を純度よく粉末状に精製してあるプロテインなら、水や牛乳に混ぜるだけで手軽に摂取できます。
多くのメーカーが推奨している筋トレのプロテインは、タンパク質に換算して20g程度です。一般的に、タンパク質はドカ食いしても効果薄。一度にとって効果のあるタンパク質は20gほどです。メーカーの推奨値もこれに基づいているのでしょう。
じつは、タンパク質はそれよりも少量でも大丈夫かもしれません。タンパク質の摂取量と合成速度を調べた実験では、10gまでは摂取量に比例して合成速度はアップしました、しかし、それを超えるとスピードダウンするのです。
筋トレのプロテインが効く中高年以上
とにかく筋肉を大きくしたいというならタンパク質20gを摂取するのもアリですが、コスパを考えると10g程度でも十分ということ。そして、10g程度のタンパク質なら牛乳で300cc、ゆで卵で1個半程度で摂取できます。
このため、筋トレのプロテインは具輸入や茹でゆで代用できるというわけ。わざわざ高価なプロテインを飲む必要はないでしょう。とくに若年層では、タンパク質を10g以上摂取したときの筋肉の合成速度の伸び率は急減します。
ただし、中高年以上の場合は10g以上の摂取でもタンパク質の合成速度はあまり落ち込みません。中高年や高齢者で金銭的にも余裕があるなら、筋トレにプロテインを取り入れるのもよいでしょう。
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