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運動前のストレッチが逆効果になるケースとは?




運動前にストレッチを行うと、運動能力を上げるどころか下げてしまう逆効果になる場合があります。というのも、ストレッチは筋肉を弛緩させてしまうだけでなく、副交感神経を優位にして心も弛緩させてしまうため。運動前のストレッチで筋肉が発揮できる力が低下してしまうため、逆効果となるわけです。


運動前のストレッチが逆効果になるケースとは?


運動前のストレッチがマイナス効果


運動前のウォーミングアップとして、柔軟体操などのストレッチを行う人は多いはず。しかし、運動前のストレッチがかえってマイナスの効果を及ぼすことがあるので注意が必要です。


ストレッチには大きく分けると、静的ストレッチと動的ストレッチの2つがあります。静的ストレッチとは、目的の筋肉をゆっくりと伸ばし、適度に伸びたところでその姿勢を保持するもの。ストレッチというと、一般的にはこちらを指します。


一方の動的ストレッチは、柔軟体操のように静止せずに腕や脚の曲げ伸ばしをするもの。サッカー選手が試合前にリズムに合わせて体を動かすブラジル体操が、動的ストレッチの代表格です。


運動前は動的ストレッチが効果的


そして、運動にマイナス効果を及ぼすのが静的ストレッチ。これは静的ストレッチの伸ばした筋肉の興奮を鎮めて緊張を取り去る効果と、安静時に働く副交感神経を優位にする効果によるものです。


このため、運動前に入念に静的ストレッチを行うと、体も心も弛緩してしまって筋力が低下。まさに逆効果となってしまいます。運動前にストレッチをするなら、筋肉の連動性を高めて筋力がアップする動的ストレッチが効果的です。


逆に、静的ストレッチは運動後のクールダウンにはピッタリ。筋トレ後のほうが筋肉の温度が上がって、筋肉が伸びやすい状態になっています。筋肉の緊張だけでなく心の緊張も取り去って、疲労回復を促進してくれるのです。


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