口呼吸を鼻呼吸に変えると免疫力がアップします。免疫力アップに必要なことは、口をしっかり閉じて鼻で息をすることなのです。本来、人間は鼻で吸って鼻で吐くのが当たり前の呼吸になります。じつは鼻呼吸で使っているのは片方の穴だけ。もう片方を休ませることで粘膜が潤った状態を保っているのです。
鼻呼吸は鼻水によって加湿される
口や喉の中には、ウイルスや細菌をブロックしてくれる粘膜があります。ここで口呼吸をすると、喉の粘膜が乾燥してしまい、乾いた空気の中に潜むウイルスや細菌が侵入しやすくなるというわけ。だから口呼吸は免疫力を下げて、体に悪影響を及ぼしてしまうのです。
一方、鼻呼吸はまったく別の状態になっています。そもそも体の中に乾燥した空気を入れこむことは、体にとっては危険なことです。それを鼻はどうやっているかというと、粘膜が1日1リットルくらいの鼻水を出して加湿に使っています。
鼻呼吸の場合、鼻水によって空気が加湿されて乾燥が防げるだけでなく、空気中のウイルスや細菌を効率よくキャッチしているのです。
鼻呼吸は鼻の穴が交互に息をする
さらに鼻呼吸の最大のメリットは、口は1つしかありませんが、鼻の穴は2つあること。多くの人は気づいていませんが、鼻呼吸ではいつも2つの穴で息をしているわけではありません。
鼻の穴はどちらか一方で呼吸をしています。もしいま、右の鼻の穴で呼吸をしているとすると、2~3時間たつと左の鼻の穴に移っているはずです。鼻呼吸では2つの鼻の穴は2~3時間おきに、交互に呼吸をしています。
これがネイザルサイクルです。鼻呼吸は粘膜を休ませながら呼吸をしているということ。交代勤務をすることで、粘膜が常に潤った状態を保つことができます。しかし、口は1つしかありませんから、口で息をすると粘膜が休むことができません。
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