ウォーキングはつい同じペースを守って歩きたくなるもの。しかし、ウォーキングで消費カロリーを上げて体重を落としたければ、ペースを速めたり緩めたりするのが効果的です。消費カロリーを増やすなら、早歩き4歩とゆっくり歩き4歩を繰り返すウォーキングを実践しましょう。
ウォーキングで効率的にカロリー消費
アメリカ・オハイオ州立大学の研究によれば、緩急をつけウォーキングは同じペースのウォーキングに比べて、最大20%消費カロリーが増えるといいます。ペースを変えることは足の筋肉に負荷がかかり、消費カロリーが増えるのです。
本来、ウォーキングは早歩きを続けるのが効果的ですが、それだけ長時間ペースを保つのは至難の業けがをする恐れもあります。緩急をつけた歩き方なら負担も少なく、効率的にカロリーを消費できるのです。
それでは、実際にはどんな風に歩けばよいのでしょう? それは早歩きを4歩、ゆっくり歩きを4歩を繰り返すとういもの。早歩きとゆっくり歩きを4歩ずつ繰り返すのです。さっそく、どれくらい消費カロリーが増えるか実験してみます。
ウォーキングで消費カロリーをアップ
実験に使用するのは呼気ガス分析装置。運動中にどれだけ酸素を吸い込んだかの酸素摂取量をもとに、消費カロリーを算出します。参加したのは50~60代の女性3人になります。
まずはふだんのペースのウォーキングで5分間測定。休憩をはさんで、今度は4歩ずつ早歩きとゆっくり歩きを繰り返すウォーキングで、同じく5分間歩いてもらいました。
すると3名全員、ふだん歩いているウォーキングよりも緩急をつけたほうが消費カロリーがおよそ20%アップしました。いつもウォーキングしているという被験者も、ふだんより息が上がったいう感想です。
わざわざウォーキングの時間を作らなくても、買い物や通勤のときに緩急をつけた早歩きを行うだけでも効果的。それだけで消費カロリーをアップすることができるのです。
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