インナーマッスルとはいわゆる深層筋。尿漏れ防止に効果のある骨盤底筋や転倒予防になる大腰筋、お腹を引き締める腹横筋などがよく知られています。インナーマッスルを鍛える効果は関節痛の予防や改善、ダイエットなどさまざま。インナーマッスルを日常生活で鍛えるテクニックを紹介しましょう。
スキップでインナーマッスルを鍛える
スキップをするだけでインナーマッスルは鍛えられます。飛び跳ねる動きが子宮や膀胱など下腹部の臓器を支える骨盤底筋を鍛えるからです。ジョギングやウォーキング中に、ときどき意識してスキップすると効果があります。
階段の1段飛ばしは、大腰筋を鍛えるのにおすすめです。大腰筋は腸骨筋と合わせて腸腰筋と呼ばれているインナーマッスル。大腰筋は背骨と足の付け根を結び、腸骨筋は骨盤と足の付け根を結んでいます。
高齢者がつまづきやすくなるのは、加齢によって大腰筋が衰えてくることが原因。階段を1段飛ばして上ると、1段ずつ上るよりひざが自然と高く上がるため、よりインナーマッスルが鍛えられるのです。
下駄履きでインナーマッスルを鍛える
階段の1段飛ばしをするときは、正しい姿勢を保つことも忘れてはいけません。骨盤が前後に傾いてしまうと、インナーマッスルを鍛える効果が半減します。骨盤をしっかり立てた状態で1段飛ばしするようにしましょう。
下駄を履くことでインナーマッスルは鍛えることが可能。。いつもクッションで守られた靴ばかり履いていると、足の適応力が落ちてしまいます。あえて下駄を履くことで、意識的に足の指がよく動くような状態にするのです。
足の指が動きやすくなるのが下駄を履くことのポイント。靴を履いているときよりも、インナーマッスルが鍛えられるのです。ちなみに下駄に限らず、鼻緒のある履物なら同じようなインナーマッスルを鍛える効果が得られます。
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