腹横筋は、お腹まわりをぐるりと覆っているシート状の筋肉。腹筋群の中では最下層に位置するいわゆるインナーマッスルです。肋骨と骨盤の空間に、筒状に配置されています。そんな腹横筋をデスクワークの合間に、イスに座ったまま鍛えられるエクササイズを2つ紹介しましょう。
腹横筋の衰えがぽっこりお腹の原因
腹横筋は収縮することでお腹をへこませる効果があります。また、姿勢維持を補助する役割があって、ほとんどの運動に関与。また、腹横筋の筋線維はおもに横方向に走行するたため、体幹を回す作用を持っています。、
ただし、腹横筋は日常生活ではほとんど意識されない筋肉。意識して使ったり鍛えたりしないと、どんどん衰えていきます。腹横筋の衰えで気をつけたいのが内臓下垂。内臓が本来の位置より下がってぽっこりお腹の原因となるのです。
そこで、忙しいデスクワークの合間でもできる腹横筋エクササイズを2つ紹介しましょう。仕事でちょっとしたすき間を見つけたら、こっそり腹横筋エクササイズを実践。ぽっこりお腹の解消だけでなく、動きにキレも出てきます。
腹横筋をイスに座ってエクササイズ
まずイスに背すじを伸ばして浅く座ったら、腕はだらんと下げてください。いったん息を吸ったら、息を吐きながら両手を前にまっすぐ伸ばすと同時に、上体を後ろに傾けるのです。
背もたれギリギリまで傾けたら、息を吸いながら戻ります。20回ほどを目安としましょう。ポイントは背すじをまっすぐにしたままキープすること。手を前に出すのが目立つなら、胸の前でクロスしてもOKです。
もう1つの腹横筋エクササイズも、背すじを伸ばしてイスに浅く座った体勢からスタート。今度は両手を腰に当てます。この体勢で息を吐きながら、左右交互に足を上げるのです。左右合計20回が目安。背すじのキープがポイントです。
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