内臓脂肪を落とすには、腹筋や背筋など全身の筋肉を鍛えて太りにくい体質を作ることが求められます。筋肉を鍛えればエネルギーの消費になるのはもちろん、筋肉量が増加して基礎代謝を上げることが可能。男女とも15歳ごろをピークに下がり続ける基礎代謝を上げることで内臓脂肪を落とすのです。
内臓脂肪を落とすには代謝を上げる
私たちは眠っている間にも、心臓や胃、腸、肝臓、さらには脳などの臓器は働いています。筋肉も収縮や弛緩を繰り返していますから、エネルギーは消費されているわけです。
この何もしていなくても消費するエネルギーが基礎代謝。じつは基礎代謝は、私たちの1日のエネルギー消費量全体の60~70%も占めているのです。食事をするだけで消費されるエネルギー量が10%ほどあります。
つまり、運動や仕事で消費しているエネルギーは、せいぜい20~30%ほどしかありません。内臓脂肪を落とすには摂取エネルギーを消費エネルギーが上回ることが大切。そのためには基礎代謝を上げるのがもっとも効率的です。
内臓脂肪を落とすレジスタンス運動
とはいえ、内臓脂肪を落とすための基礎代謝には個人差があります。その大きな要因は、脂肪量を除いた体重。すなわち筋肉量です。筋肉量が多ければ多いほど、基礎代謝は上がります。
わかりやすい例でいえば、体を鍛え上げた筋肉質のスポーツマンと、内臓脂肪たっぷりの人とでは、スポーツマンのほうが基礎代謝が大きくなるのは当然でしょう。内臓脂肪を落とすために、これを見逃す手はありません。
腹筋や背筋などの筋トレを行えば、大きな筋肉を鍛えることが可能。基礎代謝が効率的に上げられます。筋肉に力を入れた状態で屈伸するレジスタンス運動は、内臓脂肪を落とす筋トレとしておすすめです。
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