ドローインはウエストを細くするエクササイズとして知られています。ただし、直接的に脂肪を燃焼させる効果があるわけではありません。ドローインによって内臓の位置が元に戻ることによって、ウエストがスッキリします。正しい内臓の位置を取り戻すならドローインが効果的です。
内臓の位置はすき間を持って配列
人間のお腹の中にある内臓は無造作に詰め込まれているわけではなく、腹膜に包まれてハンモックのように吊るされています。だからこそ、内臓の位置が変わって胃が逆さまになったり、腸があちこちに移動したりすることがないわけです。
しかし、それらの内臓はきっちりと整然と並んでいるわけではありません。内臓の位置は、意外とすき間を持って配列されています。そこでドローインをすると内臓の位置がギュッと整列させることになるためウエストがスッキリするのです。
さらに最近では、ドローインの効果によって、腹横筋や腹直筋、腹斜筋などの腹筋群が活性化することもわかってきました。この腹筋群の活性化も内臓の位置を元に戻すことに大きく貢献するのです。
内臓の位置をキープする体幹筋群
もともと体幹を鍛えると姿勢がよくなります。それは体幹筋群は腰部の脊柱のまわりを前後左右から囲むように存在。それらの筋肉が天然のコルセットの役割を果たすからです。
この天然のコルセットも正しい内臓の位置をキープするのに重要な役割を果たしています。とくに腹横筋と呼ばれるインナーマッスルは、腹部をコルセットのように囲っている筋肉です。
また、ドローンによる体幹筋群の活性化がもたらすのは、内臓の位置を元に戻す効果だけではありません。姿勢がよくなることで、肩こりや腰痛の改善の効果が期待できるのです。
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