長時間立ちっぱなしになるときには、ふくらはぎに着圧ソックスを履くことのが効果的です。足のむくみや疲れを防ぐだけでなく、静脈弁が壊れるのを防いでくれるのです。そんな着圧ソックス選びで必ずチェックしなければならないのは「血流を促進」という記載があるかないかです。
着圧ソックスは段階圧力設計
着圧ソックスでもっともよく知られているのが、病院などで使われる弾性ストッキングです。医療用の弾性ストッキングは締め付ける圧力が強いのが特徴。ただし、慣れないと着脱が難しいためあきらめてしまう人も少なくありません。
ドラッグストアなどで売られている段階圧力設計の着圧ソックスもあります。これは血行促進のため、締め付ける圧力が場所によって調整されているもの。弾性ストッキングよりも圧力が弱いため、履きやすいことが特徴です。
スポーツ店などで売られているスポーツ用の着圧ソックスもあります。この場合は足首の部分のカットの仕方がさまざま。むくみが強く出る傾向がある人は、足の甲までカバーされている着圧ソックスを選ぶとよいでしょう。
着圧ソックスの確認ポイント
ただし、これらの着圧ソックスはどれでもよいというわけではありません。確認しなければならないのは、パッケージなどに「血行を促進」という文字があるかどうかです。
「血行を促進」は医療用機器にだけ許されている表現。これが書いてあれば、医療用と考えられるわけです。また「段階着圧設計」という表現もポイント。医療用と同じ効果が期待できるのです。
着圧ソックスの価格としては、医療用も一般用もひざ下までなら2千~3千円程度。腰まであるタイプは5千円ほどです。スポーツタイプはさらに、走るためのサポート機能がついているため、1万円を超えるものもあります。