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新しいビジネス!? “女性に支配させてあげる”職業「ヒモ」男性の世界とは




「ヒモ」なる古風な肩書き(?)は、もはや絶滅種的な聞き慣れない死語として、私の脳内では隅っこの端あたりで静かに封印されていたのだけれど、どうやら21世紀を迎えて20年近くも経った昨今でも、どうやら立派に健在しているみたいで、それどころか“ビジネス”として、より合理的かつ円滑に一部の男女のあいだでは機能している様子である──そんなことを報じる記事を『AbemaTIMES』が配信していた



 



まず、Twitter上で「月給40万〜(家賃と食事の負担もなし)」との条件でヒモを募集している女性「みゅうちゃん」さん(20代)は、『AbemaTIMES』の取材を受け、以下のような自身の“ヒモに対する持論”を語っている。



 




「ヒモというのは一種の職業だと私は思っているので、もう仕事。言ってしまえば契約というか。“違反をしたら、明日からの生活は無いよ”ではないが、そういう意味で安心だなと」




いっぽうで、ヒモを生業とし、自身にお金を貢いでくれる15人ほどの女性を1軍・2軍・3軍・補欠に分類しているという生駒卓也さん(25)は、『AbemaTIMES』の取材にこう答えている。



 




「そりゃあ俺といたら楽しいもんね。お金が発生してしまうのはしょうがないこと。何か商品を買うときはお金がかかるものなので。この世の中で一番高いの知ってます? 時間。(中略)それとカリスマ性だね。俺の顔が一番かっこいいというのは、本当に思っている」



 



「支配されているのではなく、支配させてあげる。気持ち的には」



 



「(将来については)そんなの考えたら負けでしょ。就職を考えたりしたら。でも、今のところ不安はない」




「キャッチコピーに頼らないROLAND」といった風情の自信満々な物言いだ。鼻持ちならないと言ってしまえばそれまでだが、現時点で需要と供給がきちんとしたバランスをキープしているわけだから、もちろん我々が文句をたれる筋合いではない。



 



また、今年1月までイケメンのヒモを養い、その生活をブログやSNSで発信していた著述家の北条かや氏も、前出の「みゅうちゃん」さんの考えに「非常に共感できる」と、次のようなコメントを寄せている。



 




「ちょうど離婚した直後で、結婚前提や彼氏彼女、一対一の強いパートナーシップみたいなものは嫌だという時期だった。金銭が介在することで、関係が非対称になる。こちら側が雇用主みたいな感じなので、私から関係を切ろうと思えばいつでも切れる。



(中略)月7万円という、色んな方の家を転々とすれば一応生きていける額を(ベーシックインカム的に)支援していれば、彼は、私がちょっとわがままを言っても強く出られない。上司と部下みたいな感じ。



(中略)口は悪いが、こういうこと(=わがまま)を言っても彼は非常に明るかったし、そういう浅いところがすごく良かった。本当に悩みが消えていくという感覚を初めて味わった。その後、彼は仕事に就いて経済的に自立したので、無事に卒業していかれた」




だからといって、「じゃあ俺もヒモになるか」と明日から目指して、すぐになれるほどヒモの世界は甘くもない。ヒモという関係性は100組の男女がいれば100通りの“条件”が生じてくるため、システムに組み込むことはほぼ不可能──システムに組み込まれたヒモとは単なる「出張ホスト」に過ぎず、つまり「フリーランス」じゃなければ成立しない“職業”なのだ。



 



そして、フリーランスということは、利害が一致する「ヒモを欲している女性」との奇跡的な出会いを自身で果たさなければならないということ。ヒモとしての資質を問う以前に、そういった嗅覚を常に研ぎ澄まさねばならないのである。


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