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男性の「チャック全開」論から分かった、壇蜜が芸能界で生き残り続けている理由


出典:「壇蜜 Official Web Site」より


ネット版の『ザ テレビジョン』によると、9月2日放送の『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)に壇蜜が登場し、「男が気付いていない女の事、女が気付いていない男の事」をテーマに持論を展開。トーク中になんと! 壇蜜が気になる男性は「今は断然、チャックが開いている人」であることが判明した……らしい。一体どういうロジックなのか? 順を追いつつ、かいつまんで解説してみよう。



 




(男性のファッションについて話を振られた壇蜜が、とある男性芸人と仕事の打ち合わせを楽屋でした際のエピソード)「私服が畳んで端っこに置いてあって、一番上には白い靴下が。その靴下の裏側が真っ黒になっていたんです。(それを見て)ああ、この人は身の回りの世話をしてくれる人いないんだなと思って、ぎゅんってきた」



(次に、壇蜜が気になる男性の仕草について振られ)「今は断然、チャックが開いている人。お宅訪問のロケに行った所の、ある家の主人がチャック全開で出てきて、私誘われてるかな、と感じてしまって……」




 



他の共演者が「そんなわけないでしょ!」と全力否定するなか、メインMCを務める石橋貴明は「やっぱ壇蜜さんの意見はイイ!」と大絶賛したそうだが、私もまったくもって同感──「さすが壇蜜!」と、彼女の男を惹きつけるその“妖艶な世界観”にあらためて圧倒され、“いつも”のように疑似恋愛の妄想を募らせていくのであった。



 



つい最近の話をする。私が所属する草野球チームが試合を組んだはいいが、メンバーが9人集まらず、急遽“助っ人”を要請。そのとき現れたのが、坊主頭のドカベンばりにまるまると太った20代後半のキャッチャー。そして、やはりチャックは全開だった。すみません、ユニフォームがキツすぎて自然と開いちゃうんですよ……。



 



結局、その彼は絶対にボールをうしろにそらさない抜群のキャッチング技術に鉄砲肩、さらには柵越えの特大ホームランまで打って……と大活躍を果たし、即行で我がチームへの正式入団が決定したわけだが、一番の決め手となったのが「卓越した野球スキルよりも、全開のチャック」だったことは申すまでもない。



 



私は原則として、男性の股間まわりをチェックして情欲を募らせるタイプの性癖の持ち主ではないのだけれど、そういう私ですら彼のこういう無防備さには、思わずぎゅんと萌えてしまった。男にだって「このヒトは放っておけない…」的な母性本能は潜んでいるのかもしれない。オレたちのチームがちゃんと面倒見てあげないと……。



 



だからといって、ここは勘違いしてもらいたくない。「じゃあ、乙女ゴコロを鷲掴みするには、チャックを全開にしてみましょう」との“モテ指南”を促しているわけでは、断じてない。チャック全開とは、たとえば「ぽっちゃり丸坊主」といった可愛らしいシルエットに身を包む、“選ばれし者”のみに許される特権的な“キャラづくり”ゆえ、才能に恵まれない男が安易にそれを実践しても、単なるうっかりさん、キモいヤツ……でしかない。万一あなたが才能に恵まれし男だったとしても、電車の中とか場所をわきまえなかったり、その全開露出っぷりの度が過ぎたりすれば、警察に突き出されるのがオチである。



 



あと、壇蜜の「裏が黒ずんだ白い靴下&チャック全開萌え」なる独特の感性が「一般論としては通用しない」という事実も指摘しておきたい。おそらく90%以上の女性はNGだろう。少数派である自分を多数派に、とりあえずは納得させるだけの言葉があるからこそ、壇蜜は芸能界で長く生き残り続けているのだ。


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