じつのところ「福山雅治ウォッチャー」と「藤岡弘、マニア」を自認する私であるが、ここ一年くらい、このお二人にあまり目立った(=ゴメス的に面白い?)動きがないので、最近はタレント・ホラン千秋さん(34)に注目している。
つい先日も、深夜に放送された『出川一茂ホラン☆フシギの会』(テレビ朝日系)に出演していたホランさんが、こんな興味深い発言をなされていた。
この日は、ホランさんが自身のブログに掲載した「赤飯卵かけごはん」を巡ってトークを展開。そこにホランさんが自身のインスタに投稿している手作り弁当が “テキトー”すぎて「映えなさすぎる」と、昨年ネットで話題になったことも引き合いに出しつつ……。
ホラン千秋さん:(食べ物の見た目なんか)最後はみんな同じになるんだから。
(共演者の)長嶋一茂さん:大丈夫かな、ホランちゃん……。心配になってきた俺。今年も大丈夫?
ホラン千秋さん:今年も大丈夫って、なに?(と、キレ気味に)
長嶋一茂さん:いや、いい男性が現れてほしいなって……。
ホラン千秋さん:別に私の人生は男で決まらないの。どうだっていいのよ! (と、おせっかいを一蹴)
世間一般に蔓延る “既定路線”のようなものを一気に吹き飛ばす、凄まじいまでに清々しい、見事な切り返しではないか。私も
「自分が美味しいと感じる料理なら、映える・映えないはどーでもいい派」
……であるからして、こういう「味のみに特化した外見にこだわらない料理」をつくってくれたり、「美味しい!」と喜んでくれるたぐいの「テキトーさ」を良しとする女性は、けっこう好みだったりする。
いっぽうで去年の9月ごろ──ホランさんは、とあるトークバラエティ番組にゲスト出演した際、「彼氏に求める条件」を27項目もブチあげ、MCだった『EXIT』の兼近さんからは「めんどくさ! 大前提としてイヤですね」と、『霜降り明星』のせいやさんからは「センター試験なら飛ばしてる問題」と、ツッコまれるほどに周囲をドン引きさせてもいる。
「適当なんだか几帳面なんだか……?」
……と、その矛盾的な言動を指摘する声もあるだろう。しかし、私はこれら一連の「ホラン語録」には、辻褄が合わない部分なんぞ一切無く、むしろ淀みない整合性に満ち溢れたロジックが成立していると断言できる。
「別に私の人生は男で決まらない→どうだっていい」からこそ、彼女は27項目もの「条件」を掲げ、頂上が雲で隠れてしまうくらいの高い山を乗り越えてきた “自分が譲歩しなくても済む男性”にだけ 、 “素のテキトーな自分”をプレゼンテーションしたいのではなかろうか? そう解釈すれば、まさにキチンと一本スジが通っている。違います?
少なくとも私は、せめてあと20歳……いや、15歳若ければ……そして、ホランさんと顔見知りになれるポジションや職業に居たならば、頑張ってその途方もなく険しい登山に、ぜひトライしてみたい。顔立ちだってダントツに美しいですしね……?
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