そうめんはつるりと食べやすく、カロリーが低いイメージはありませんか。
しかし、実際のところそうめんの糖質やカロリーは、他の麵に比べるとどうなのでしょうか。
今回の記事では、「そうめんのカロリーや糖質について」「そうめんはほかの麺類と比較した場合ダイエット向き食材なのか」ということについて、管理栄養士が解説します。
ダイエットに取り入れる際の工夫ポイントもあわせて説明するので、どうぞ最後までお読みください。
ダイエットには向かない?そうめんのカロリーと糖質量やその他の栄養値は?
そうめん1束と、1人前(2束)にした場合の各栄養素は下記の通りとなります。
こうしてみると、そうめんは意外にもカロリーや糖質量、さらに塩分を多く含んでいることが分かりますね。
ほかの麵とそうめんのカロリー・糖質量やその他の栄養値を比較【ダイエット向き?】
それでは、他の麺類と比較した場合はどうでしょうか。
うどん、そば、スパゲティー、春雨、ビーフン、中華麺など、よく使う麵類の栄養価と比較してみましょう。
他の麺類と比較すると、そうめんは少しカロリーが低いことが分かります。
しかし、糖質や塩分量が多いという特徴も見えてきます。
茹でる前と後でそうめんのカロリーや糖質量は変わる?【ダイエット中注意】
そうめんの栄養価は、茹でる前と後で変化があるのでしょうか。
1人前(2束100g)でみていきましょう。
上記の表からみても、そうめんの戻し率が約3倍なのが分かりますね。
一方で、茹でることで塩分が湯に溶け出るため、茹でた後はそれほど塩分を気にする必要がないのが分かります。
しかし、そうめんをみそ汁に入れるなど「汁ごと食べる場合」は、そうめんの塩分量に注意が必要です。
そうめんの食べ過ぎは太る?ダイエット中に適切なカロリーに収めるには?
一般的なそうめんの1人前は2束(100g)程度となり、ご飯量180g程度と同等の糖質量になります。
そのため、適切なカロリーに収めるのであれば2束程度がお勧めです。
そうめんには糖質が多いため、一度にたくさん食べると血糖値が急激に上昇して太りやすくなります。
また、そうめんは塩分が多いので、汁物に使う場合はあらかじめ茹でておき、食べる際に汁物に加える事で塩分の摂り過ぎを防ぐことができます。
カロリーだけじゃない?ダイエットにそうめんをとりいれる際のポイントとは?
そうめんは糖質が多い麺類なので、ダイエットに取り入れる際はトッピングで栄養素を補完すると良いでしょう。
肉類、魚介類、大豆製品などの良質なたんぱく質、野菜、海藻類、きのこ類、あるいは胡麻などの種実類を合わせる事で、栄養バランスが整いやすくなります。
また、麺類はついつい早食いになりやすく、食べ過ぎにも繋がりやすいのが特徴です。
いつも以上にゆっくりと噛んで食べることを意識するとよいでしょう。
そうめんの食べ過ぎはカロリー的にダイエットの敵!
今回の記事では、「そうめんのカロリーや糖質について」「そうめんはほかの麺類と比較した場合ダイエット向き食材なのか」ということについて、管理栄養士が解説しました。
他の麵との比較しても、そうめんは意外にカロリーが低くはなく、糖質を多く含む食品です。
そうめんを食べる際は、なるべくトッピングを工夫して栄養バランスを整えていくようにしてみてください。