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プルッとした食感がたまらないこんにゃく。煮物や炒め物に入れるだけで料理のアクセントになり、特に和食メニューには欠かせない食材です。一方で独特な臭みも強く、それゆえ苦手に感じている方もいるのではないでしょうか。この記事ではこんにゃくの臭みを和らげるアク抜き方法について解説します。
こんにゃくのアク抜きは絶対に必要?
こんにゃくのアク抜きは必須のものではありません。そもそもこんにゃくのアク(独特の臭みやピリッとした味、えぐみ)の原因は、こんにゃくの原料であるこんにゃく芋が持つえぐみ・臭み、こんにゃくの凝固剤によるものです。これらは身体に害のあるものではないので、そのまま食べても問題はないのです。
また、市販のこんにゃくにはアク抜き不要と表記されているものもあります。このこんにゃくは原料のこんにゃく芋を粉末加工し、アクの原因となる成分を取り除いた後、えぐみの少ない凝固剤を使用して作られています。それでも完璧にこんにゃく臭がなくなるとは言えないので、気になる方はアク抜きを行うようにしましょう。
アク抜きをするとこんにゃくから水分が抜けることにより、調味料がしみ込みやすくなります。煮物などにこんにゃくを使う場合は、アク抜きをした方が味がしみてより美味しく仕上がりますよ。
基本のアク抜き方法
それでは、基本のアク抜き方法を説明します。
手順
1. 表面のぬめりをとるように、指で優しく水洗いする
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2. 料理に合わせた大きさにカットする
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包丁で切ってもいいですが、スプーンですくったり手でちぎったりすると、切った断面の面積が大きくなり、味がより染み込みやすくなります。
3. 塩もみをして、5分おく
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こんにゃくにぎゅっぎゅっと塩を揉み込み、5分ほどおきます。塩の量はこんにゃく1枚(250g)に対して小さじ1/2程度でOKです。
塩を揉みこむことでこんにゃく中の余分な水分が出て、一緒にぬめりや臭いも取れます。
4. 鍋に湯を沸かし、2~3分茹でる
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こんにゃくは塩がついたままの状態で入れてOKです。水にこんにゃくを入れてから湯を沸かす方法もありますが、すでに塩もみによってこんにゃく中の余分な水分を抜く処理ができているため、塩もみしている場合は沸騰してから入れましょう。
茹ですぎるとこんにゃくが硬くなるので、茹で時間は2~3分に留めましょう。
5. ザルに上げて水気を切り、そのまま料理に使用する(水にさらさなくてOK)
電子レンジでアク抜きする方法
より手軽にアク抜きをしたいなら、電子レンジを使う方法もあります。時間のないときは電子レンジを使いましょう。
手順
1. 表面のぬめりをとるように、指で優しく水洗いする
2. 料理に合わせた大きさにカットする
3. 塩もみをする
4. 耐熱容器にこんにゃくを入れ、ひたひたになるくらいまで水を注ぐ
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5. ふんわりとラップをし、500Wの電子レンジで約5分加熱する(1袋250g使用する場合)
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こんにゃく100gに対して、約2分加熱します。
6. 水を捨て、流水でさっと洗う
鍋で茹でた場合との違いはある?
結論からいうと、仕上がりに大きな違いはありません。
鍋で茹ですぎるとこんにゃくが硬くなってしまうので、加熱時間を細かく指定できる電子レンジの方が失敗は少ないかもしれません。アク抜きするこんにゃくの量にもよりますが、おおよそ5~10分程度で完了するため、手軽に済ませたい方は電子レンジを活用しましょう。
アク抜きしてこんにゃくを美味しく楽しもう
こんにゃくのアク抜きは手軽な上、行うことで臭みがなくなり、料理の味もしみ込みやすくなって一石二鳥です。上手にアク抜きをして、色々な料理にこんにゃくを活用してくださいね。