新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国の学校で休校が相次いでいますが、これにより本来消費されるはずだった大量の給食用牛乳が行き場を失っています。そんな中、スーパーマーケットのライフが酪農家を支援するため、学校給食用の牛乳を販売開始します。
新型コロナウイルスの影響は酪農家へも
相次ぐ全国の休校で、全国的に給食がストップ。これによって本来供給されるはずだった食料が大量に余り、生産者への影響が懸念されています。
特に牛乳は保存期間も短く、廃棄されるか脱脂粉乳など加工用牛乳として安価に利用されるかしか行き場がないため、酪農家には経済的な負担が懸念されます。そんな状況下、スーパーマーケットのライフが酪農家支援のため、学校給食用に利用されるはずだった牛乳を店頭でも販売すると発表しました。
■販売期間
2020年3月18日(水)~3月28日(土)を予定
■販売数量
30,000本
■販売店舗
ライフ各店舗(セントラルスクエア業態を含む)
※但し、ドラッグプラス品川御殿山店、ビオラル靭店、ミニエル西本町店は除く
■対象商品
学校給食用牛乳(200ml)、78円(税抜)
「生産者を応援する買い物」をしてみませんか?
現在、新型コロナウイルスに対する過剰反応やデマ情報などにより、需要に大きな偏りが出ています。トイレットペーパーやマスクは必要以上に買い占められ、食料品では免疫力が上がりウイルスに効くといったデマ情報から店頭の納豆がなくなってしまうといった事例も。
しかし、一方で今回のように牛乳をはじめとした本来消費されるはずだった食料が大量に余るという事態も起きています。
消費が滞れば経済は停滞し、不景気への歯止めも効かなくなります。デマに踊らされず、正しく警戒し、生産者への支援も兼ねて食品を選ぶという選択肢が、今私たちにできる価値のある買い物のカタチなのかもしれません。
農林水産省では、特に在庫が多く発生することが考えられる食料品を紹介しています。こちらも参考にしてみてくださいね。