時間に余裕がある週末などに作っておくと、平日の自分を助けてくれる「作り置き」。代表的な家事貯金である作り置きですが、家計上手さんは一回にどの程度作っているのでしょうか。無理なく作り置きが続けられるコツや、平日どのように利用しているかなど、作り置き事情について教えてもらいます。
kiwigold家の作り置き事情
こんにちは。小さな賃貸ハイツで、6歳になる息子と夫の3人暮らしをしているkiwigoldです。我が家は共働きで、私もフルタイムで働くワーキングマザーをしています。平日は仕事の後に子どもを保育園に迎えに行くため、帰ってきた時点でクタクタ。その上、子どもの遊び相手をしながら、洗濯物の取り入れやお風呂の準備、明日のお弁当準備など、やらなければいけない家事はたくさん。夕食を1から作る時間も気力も残っていません。
そんな私は、週2ペースの作り置きで平日の夕食を乗り切っています。今回は平日を乗り切る作り置きについて紹介します。
作り置きのタイミング
私は週2回の作り置きで1週間を回しています。作り置きといえば土日どちらかにいっきに作ってしまうイメージが強いですが、一度にたくさんの量を作るのは大変。週2回に分けると、作り置きの把握や献立決めが簡単です。
我が家では日曜日に作ったものを月・火曜日の分に、水曜日に作ったものを木・金曜日に使う分に、というサイクルで、各2〜3日分の作り置きをしています。作り置きを作る日を日曜日と水曜日にしているのは、夫が家にいてくれる日のため。仕事の関係上、普段は夫の帰宅が子どもの就寝後になるのですが、日曜日と水曜日の夜は子どもの相手を夫に頼み、その間に短期集中で家事をこなしています。
なお、平日は作り置きを中心にしたメニューですが、土曜日と日曜日は基本的に家族みんなで作りたてのアツアツ料理を食べたり、お鍋やホットプレートを囲むメニューにしています。
一度に作る作り置きの品数
一度に作る作り置きの基本は、主菜2~3品+副菜2~3品です。なぜこの品数なのかというと、平日1日あたりに主菜1品と副菜1品を使って献立を立てるから。作り置く日数分だけ主菜と副菜の品数を増やす、といった風に考えています。これをベースに、作れる範囲で品数を増やしたり、疲れているときは材料を切っておくだけだったりする日もあります。
1日あたり主菜1品+副菜1品の作り置きだと、毎日の献立をどの組み合わせにするか迷わず、スムーズに夕食の準備が整います。
買い物をするときも献立を考えるのが簡単ですし、せっかく作ったのに食べきれなかったということもありません。「作り置きをして食べ忘れた」「冷蔵庫の中で腐ってしまった」ということほど、時間も労力も食費も無駄になることはありませんから。
どう利用するか
日々の食卓では先述したように、基本的に主菜と副菜を1品ずつ使い、残りの1品をその日の気分で作り足しています。
例えば焼き魚と豚汁を作り置きしている日は、そこに酢の物や納豆、ゆでたまご入りのボリュームサラダなどを当日にパパッと作ります。酢の物やサラダはその日に作った方がおいしいですし、時間もかからず作れるメニューなので疲れていても大丈夫です。
作り置きのおかずを多めに作ったときは、残りをお弁当のおかずに回すこともあります。作り置きをするときに作る1メニューあたりの数は、家族の人数分+2個(お弁当2人分)で作っておくと便利です。
作り置きを継続するためのポイント
とても助かる作り置きですが、疲れているときや予定の入っている休日にたくさんの品数や凝った料理を作るのは大変ですよね。私が作り置きをするために使う時間は、多くても1時間以内。自分が疲れない程度に作るようにしています。
また元気のない日は、ただ洗っただけ、切るだけ、茹でるだけの「だけ」作り置きにすることもあります。材料が切ってあるだけでも平日の夜は助かるし、茹でただけの野菜もすぐにサラダやお弁当に使えるのでとても重宝します。
続けるコツは頑張りすぎないこと。完璧な作り置きを作るのではなく、平日の自分が「助かるなぁ」と思える、下準備くらいのつもりで作っています。
家事貯金は自分のため、家族のためにするもの。無理をせず、平日を楽に乗り切れるような週2回の「主菜2~3品+副菜2~3品」の作り置きはおすすめです。夕食の準備時間に余裕ができると、子どもと過ごす平日夕方の時間にも心のゆとりが生まれる気がします。この記事が忙しいパパ・ママのお役に立てたらうれしいです。