酸素系漂白剤「オキシクリーン」の名前、見聞きしたことはありませんか。今回もお掃除のプロによる、日本製オキシクリーンを使ったキッチンの掃除方法を紹介します。
北海道札幌市で家事代行サービスを営むyurikaです。以前「オキシ漬けだけじゃない! オキシペーストとオキシ液でトイレ掃除」の記事でオキシクリーンを紹介させていただきました。今回も日本製のオキシクリーンを使ってキッチンの掃除方法を紹介します。
オキシクリーンとは
オキシクリーンとは、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)と炭酸ナトリウム(洗浄補助剤)で作られている酸素系漂白剤です。日本製のオキシクリーンは、アメリカ版と違って界面活性化が入っておらず、環境に優しいもの。排水がもたらす環境への影響が少なく、安心して使用できます。
頑固な汚れに最適
料理で油をよく使うキッチンは特に汚れやすい場所。頑固なコゲが付いてしまったコンロやIHプレートに頭を悩ませていませんか。コゲは放置してしまうと一層落ちにくくなってしまい、掃除もめんどくさくなってしまいがちです。この頑固なコゲを落とすために使いたいのが、オキシクリーンで作った"オキシペースト"です。
オキシペーストの作り方
頑固な汚れ落としにピッタリなオキシペースト。その作り方を紹介します。まず、オキシクリーンと同じ分量の重曹を加え、40~60度の湯を15ccほど加えて混ぜます。ペースト状になれば「オキシペースト」の完成です。重曹には、オキシクリーンにはない研磨作用があります。オキシクリーンと重曹を併用することで、より強力な洗剤になります。
IHプレート
数年間、放置してしまったため、落としにくくなってしまったIHプレートのコゲ。スーパーやホームセンターなどで購入できるIHクリーナーを使っても落ちなかったコゲも、オキシペーストを使って落とすことができます。
まずは、先ほど紹介したオキシペーストとラップ、アルミホイルを用意します。掃除方法は簡単です。作ったオキシペーストをIHプレートにまんべんなく伸ばします。その後IHプレートをラップで覆い、1時間ほど放置します。
1時間ほど放置した後、スポンジを使ってIHプレートをこすります。スポンジでこすってもおちない場合には、アルミホイルを丸めてこすってみてください。
アルミホイルの凹凸部分が、IHプレートを傷つけずにコゲを落とします。女性や子どもでもそんなに力を入れなくても十分に落とせるのでおススメです。
シンク
IHプレートのコゲ落としに使用したオキシペーストで、シンクも磨いてきれいにできますよ。IHプレートと同じようにシンクや蛇口部分に、オキシペーストをまんべんなく塗って1時間ほど放置します。その後洗い流すだけで、シンクも蛇口もピカピカになります。
オキシペーストでピカピカですね。続いて、スポンジを入れるカゴなど、シンク周辺のグッズもオキシクリーンを使ってきれいにしましょう。カゴなどは「オキシ漬け」で簡単、きれいになります。
オキシ漬け
オキシ漬けとは、オキシクリーンを溶かした湯に食器などを入れて汚れを落とす掃除術のこと。シンク内にオキシクリーン専用スプーン5杯(140g)を入れた後、40~60度の湯を入れてオキシクリーンを溶かすだけ。
まず、オキシ漬けができるように排水口にふたをします。
シンクのふたが無い場合には、水を入れて縛ったビニール袋をふたの代わりにします。ふたをしたその上に広げたビニールをかぶせて、排水口を塞ぎます。
炊飯器の内側のふたや調理器具もオキシ漬けでピカピカに。漬けて置いておくだけですが漂白、消臭もできるのは嬉しいですね。
最低でも20分(最長6時間まで)オキシ漬けしましょう。そのあと排水口をふさいでいたビニール袋を取り除いてオキシ液を流します。漬け置いていたカゴや炊飯器の内側のふたは、軽くスポンジでこすり洗いをしてください。
IHプレートとシンクのオキシ漬けを同時進行でお掃除をすると時短になります。
これから迎えるジメジメした季節。その前に水回りをお掃除してキッチンをスッキリさせましょう。