
<広島1-3阪神>◇9日◇マツダスタジアム
阪神佐藤輝明内野手(26)が2夜連続のV撃で2年ぶりの10連勝を導いた。2回に広島大瀬良から右翼へ先制22号ソロ。1-1に追いつかれて迎えた3回は、併殺崩れを呼ぶ一塁激走で勝ち越し決勝点をもぎ取った。森下と並んでいた打点を58に増やし、本塁打と合わせて単独2冠に浮上だ。チームは2位広島とのゲーム差を今季最大の8・5に拡大。17まで増やした貯金はセ独り占め状態で、絶好調の4番が首位独走を加速させている。
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▼阪神が6月28日ヤクルト戦から10連勝。阪神の2桁連勝は23年9月の11連勝以来13度目。藤川監督は1年目で、2桁連勝した阪神の新人監督は46年藤村監督の14連勝、58年田中監督の10連勝、82年安藤監督の11連勝に次いで4人目だ。この10連勝はすべて2失点以下。阪神が2失点以下を10試合以上続けたのは41年4~5月の11試合、56年6~7月の13試合に次いで3度目だが、勝敗は41年が8勝3敗で56年は8勝5敗。オール2失点以下の2桁連勝は41年7~8月阪急の12連勝(1分け挟む)43年5~6月巨人の10連勝、55年9~10月巨人の10連勝に次いで史上4度目の快挙となり、阪神は初めて。