全国各地に住むトクバイニュースライターが、地元スーパーなどで購入しているその土地ならではの食材を紹介する本連載。第10回は兵庫県でデイリーに食べられている食材が登場します。兵庫の春の風物詩や、実は1年中食べられているそうめんの驚きアレンジ法などが登場します。
沖縄県から兵庫県へ移り住んで11年目の愛ぼんです。私が思う兵庫県の魅力は、いい意味で世話好きの人が多く、和気あいあいとしていること。温泉やレジャー施設など観光スポットも多いので、1人でも家族連れでも、老若男女みんなが楽しめる県です。そんな我が街で地元の主婦が愛用する食材を5つ紹介します。
兵庫県といえば?
兵庫県といえば「姫路城」や「城崎温泉」をはじめ、「神戸ポートタワー」「甲子園球場」「神戸牛」「六甲山」「宝塚歌劇団」などなど……。有名観光スポットやレジャー施設がたくさんあります。
「兵庫=神戸」というイメージが強いのですが、宝塚や明石、甲子園球場のある西宮なども魅力溢れる土地です。
食べ物もおいしく食材も多彩。神戸牛が有名ですが、今回はデイリーに購入しやすい食材で、兵庫県食材の魅力をたっぷりお伝えしたいと思います。
兵庫県のおすすめ食材
おすすめ1: 「手延べそうめん」
お中元などでいただくこともある「手延べそうめん」ですが、兵庫県民は夏場だけでなく年中食べています。夏以外にもそうめんチャンプルーやラーメン、チヂミにしたりといろいろなアレンジ方法があります。
私がよく作るのはそうめんでラーメン! 醤油、味噌、塩、とんこつ何でもできます。中華麺よりあっさりしていて食べやすく、後味もくどくなりません。保存期限が長く、家に必ずストックがあるので、いつでもサッと作りやすいのも主婦にはありがたいポイントです。
おすすめ2: 「いかなごのくぎ煮」
漁が解禁になるとすぐに、スーパーなどの店頭に出回る「いかなご」という小さい魚を甘辛く煮た「いかなごのくぎ煮」。こちらの主婦は春先に大量に作ります。いかなごは2月末から3月中しか入手できない季節もの。春の訪れを感じる食材です。
たくさん作って冷凍すれば、しばらくは持ちます。でも、おいしすぎてご飯が進み、あっという間に無くなってしまいます(笑)。
おすすめ食材3: 「味噌ダレ」
こちらでは餃子を味噌ダレにつけて食べると地元民の夫に教えてもらってから、味噌ダレ以外では餃子を食べられなくなるほどハマっています! 大人が食べる分にはコチュジャンを足したりして好みの辛さに変えて楽しんだりもします。
おすすめ食材4: 淡路島の玉ねぎ
兵庫県の南に位置する淡路島は、玉ねぎの名産地。その玉ねぎを初めて食べた時は「これは本当に玉ねぎなの!? 」と驚いてしまったほどの甘さとおいしさです。
一般的な玉ねぎが苦手な子どもたちも、淡路島産のものならパクパク食べています。
我が家の定番は豚バラ巻き。豚バラ肉に塩・胡椒をし、小麦粉を両面に振ったら幅約1センチほどに切った玉ねぎに巻きます。フライパンで巻き終わりを下にして両面こんがり焼き、さらにフタをして2~3分蒸し焼きに。みりんと醤油で味付けをすれば完成です。
子どもでも玉ねぎをこの大きさと厚みで食べられるのは、淡路島産玉ねぎが甘くておいしいからに違いありません。
オススメ食材5: ラグビーボール型のメロンパン
兵庫県でメロンパンと言えば、中に白あんの入ったラグビーボールの形をしたものが主流です。甘過ぎず食べ切りやすい大きさであることや、どこのスーパーでも売っているので、食べたいときにいつでも手に入るのも嬉しいところ。我が家では休日の朝にコーヒーやミルクティーとともに食べることが多いです。
兵庫県の主婦である私が、ぜひ紹介したい地元食材5選でした。こちらに足を運んだ際には、ぜひ食べてしてみてほしいです!