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話題の酸素系漂白剤「オキシクリーン」。"オキシ漬け"でラクにそうじができると人気です。今回は掃除のプロによる、日本製オキシクリーンを使ったトイレ掃除を紹介します。
北海道札幌市で家事代行サービスを営むyurikaです。今回は、オキシクリーンでオキシペーストを作り、便器をピカピカにする方法を紹介します。
以前、「オキシ漬けの次は『オキシペースト』! オキシクリーンでお風呂丸ごとキレイ」を書いて紹介させていただきました。その中でもオキシクリーンの説明をしていますが、オキシクリーンとは、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)と炭酸ナトリウムで作られている酸素系漂白剤です。
今回使用している日本製のオキシクリーンは環境に優しいもの。アメリカ版と違って界面活性剤が入っていません。排水がもたらす環境への影響が少なく、安心して使用できます。
今回はオキシペーストに加えて、便器の中や床などの汚れに便利な「オキシ液」もご紹介します。掃除する場所によって使い分けていきましょう。
オキシペーストの作り方
まずは、頑固な汚れ落としにピッタリなオキシペーストの作り方を紹介します。オキシクリーンにプラスするのは重曹。同じ分量の重曹とオキシクリーンにぬるま湯を加えて混ぜ、ペースト状になったら「オキシペースト」ができます。重曹には、オキシクリーンにはない研磨作用があります。オキシクリーンと重曹を併用して使うと、より強力な洗剤になります。
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便器
混ぜ合わせて作ったオキシペーストを、便器のふちの裏側など、手の届きにくい場所につけてください。ブラシでこすると、汚れがキレイに落ちます。汚れが特にひどい場合は、オキシペーストをつけた後1時間ほど放置してから磨きましょう。それでも落ちにくい頑固な汚れには、トイレットペーパーをペーストの上から貼り付けて、「オキシペーストパック」をしてあげると汚れ落ちにより効果的です。
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オキシ液の作り方
次はオキシ液の作り方を紹介。前述の通り、オキシ液はオキシペーストと状態が異なり、便器や床などの汚れ落としに役立ちます。こちらも作り方は簡単。60~40度の湯を加えてオキシクリーンを溶かし、液体の状態で完成。オキシ液は、キッチン用の泡立て器を使うと簡単に溶けます。
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床掃除
トイレの床掃除にはオキシ液を使います。ぞうきんにオキシ液つけてふくだけ。便器と床のふち部分の頑固な汚れには、先ほど紹介したオキシペーストを塗ってください。1時間ほど放置してから拭き取ります。
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便座やふた裏の溝
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便座やふたの裏側の溝。気が付くと汚れがたまっていたりしませんか? 100円ショップなどで売られているブラシを使うと負担なく掃除できます。ブラシにオキシ液やオキシペーストをつけて、ブラシで溝をこすってください。汚れをかきだすだけでなく、磨いてきれいになります。
トイレタンク
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オキシペーストを使わない掃除方法もご紹介します。手を洗う場所にもなるトイレタンク。水垢汚れには、重曹にクエン酸を混ぜたものを塗って、スポンジでこすると効果的です。
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オキシクリーン使用上の注意点
便利なオキシクリーンですが、正しく使うことが大切です。
密閉・密封は厳禁
オキシクリーンは酸素を出し続けるので、密閉容器やチャック付きの密封袋には移し替えないようにしてください。市販のオキシクリーンの容器には、見えない程度の大きさの穴が開いていて、密封されない仕様になっています。
使用素材に気を付けて
革製品や麻製品、金属、ステンレス、畳、大理石といった水洗いができない素材には使うことができないので、気をつけてください。
コーティング素材に注意
換気扇の掃除などで、コーティングが剥がれてボロボロになってしまうことがあります。換気扇などコーティングしてあるものの漬け置き洗いには、重曹を使いましょう。
作り置きしない
オキシクリーンは溶かしてから時間が経つと分解され(目安6時間まで)、洗浄効果がなくなってしまいます。オキシ液やオキシペーストは、使うときにその都度溶かして作りましょう。作ってから30分~6時間以内を目安に使用してください。
ゴム手袋&換気は絶対
オキシクリーンには酸素系漂白剤が配合されているため、使用時にはゴム手袋をはめ、換気を忘れずに行ってください。
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メーカーアドバイス
オキシクリーンの企画販売元、株式会社グラフィコの村上さんから、メーカー推奨の"オキシペースト"の作り方を教えてもらいました。「オキシクリーンキャップ3杯に、40度から60度のお湯15ccを溶かして作ると良いですよ」。また「尿などのアルカリ性の汚れは落ちない場合もあります」と教えてくれました。
オキシクリーンひとつあれば、いろいろな洗剤をそろえなくても良い手軽さも魅力的。頑固な汚れにオキシペーストを、拭き掃除にはオキシ液でと対処し、トイレ掃除を簡単・きれいに済ませましょう。