コストコにずらりと並ぶ数多くの食材。どれもおいしそうで気になるものがたくさんありますね。 お料理上手なコストコユーザーはどんなものを買っているのか気になりませんか。調理師免許を持ち、料理研究家として活躍する五十嵐純子さんが「ないと困る」と言う逸品たちが登場します!
※ご紹介する商品はすべて税込み、2019年4月現在の価格です。
茨城県つくば市で料理教室を主宰している五十嵐純子です。「これを使わないとこの味が出ない」という絶対に必要な食材ってありますよね。コストコヘビーユーザーの私にとっては、「コストコのこれ」がたくさん。今回は、私にとってないと困る、コストコのヘビロテ食材を4品ご紹介します。
「臨醐山 黒酢」
黒酢は言わずと知れた健康食品ですが、この臨湖山の黒酢は、飲んでもよし、調味料として使ってもよしと万能です。
健康ばかりを気にすると、おいしさから離れてしまいそうですが、こちらを使うとそんなことはいっさいありません。例えば中華料理を作る場合、この黒酢を塩分の摂取を控えるために使うこともあります。旨味がしっかりあり、塩分を控えたときに感じがちな物足りなさは皆無。それどころか、味わいが奥深くなり、シェフの味に近づくほどに。それくらいの実力派調味料です。
また、我が家では餃子を食べる際のタレはこの黒酢のみ。醤油を使わなくても、とってもおいしい餃子が味わえます。
さらによだれ鶏のタレ作り、野菜炒めの最後の一振り、そしてびっくりされるかもしれませんが、赤ワインを飲む際にもひとさじ入れています。
こんなに使える臨醐山の黒酢。我が家で絶対に欠かせない調味料です。
「米久 アップルスモークドベーコン」
肉の加工品で有名な米久さん。コストコでこの商品を見つけたときは、とても嬉しかったのを今でもよく覚えています。パッケージもりんご柄でかわいいですよね。一般的なベーコンより甘い香りなので、お子さんがいるご家庭にもおすすめです。
ブロック状のベーコンの良さは、料理に合わせてカットできること。スライスして、ベーコンエッグに、細かくカットして炒め物やミネストローネ、ポトフの出汁にと多様なアレンジが可能です。我が家ではハンバーグに刻んで入れることもあります。
購入する際には、断面をよく見て、脂身と赤身の層のバランスが好みのものを見つけてくださいね。開封後、使いきれなかった分はラップに包み、ジップロックなどで密閉して保存してください。
「USA ビーフ チョイス ミスジ ステーキ」
牛肉のミスジ肉とは、肩の肉。希少部位だそうです。ミスジというくらいなので、筋が入っています。筋の部分は硬いのですが、その周りはきれいなサシが入っています。完全な赤身というわけではなく、ほどよく脂身を感じる程度です。
肉質はとっても柔らかく、でも赤身のしっかりとした味もあり、我が家では大人気。厚みは2~3cmほどなので、自宅で焼くのもコツさえつかめば難しくありません。
食べてみればきっとわかりますが、外食でこれほどのステーキを食べようと思ったら、数千円はすることでしょう。そう思うくらいおいしい肉です。コストコの肉はどれも高品質ですが、その中でもヘビロテしている1品です。
「ロシア産天然紅鮭定塩切身・甘口」
和食の朝ごはんの定番といえば鮭の塩焼き。我が家で家族全員からリクエストされるのは、コストコのロシア産紅鮭です。
この紅鮭は、身がしっかりしていて味が濃いのが特徴です。美しいオレンジ色は天然のもの。コストコでは倉庫店内で半身または一匹を切り身にしているので、スーパーなどで冷凍で販売されている鮭とはひと味違います。
1切れが大きいので、買ってきたら半分に切って、1つ1つラップに包み冷凍庫で保存してください。お弁当や朝ごはんはもちろん、昼食の鮭チャーハンに、そしてポテトサラダやムニエル、ホイル焼きにetc……。まさに万能選手。朝食から夕食まで、1日中どのタイミングでも大活躍してくれます。ストックを欠かすことのない必須食材です。
他にもヘビロテ商品は多々ありますが、その中でも特に「なくなったら困る」と思うほどの溺愛商品を4品紹介しました。すべて私の太鼓判です。ぜひお試しくださいね!