舌肥読者にはもうすでにお馴染みとなった『三陸・常磐うみうまフェア』が、この11月も関東・関西エリアを中心に開催中。そこで東京を拠点とする我が編集部は、今回のうみうまフェアとコラボしている東京・品川区の戸越銀座商店街へと向かった。戸越銀座商店街といえば、関東有数の長さで知られる超有名商店街。間に東急池上線、第二京浜を挟みながら続くその長さは、なんと約1.3km。脇目もふらずにひたすら歩いたとしても、端から端までおよそ30分はかかる、恐ろしく長い商店街だ。だが、戸越銀座商店街のすごいところは長さだけじゃない。活気があるのだ。約400軒のお店が軒を連ねる戸越銀座商店街には地元の人だけでなく、周辺の大田区や目黒区、港区など城南地区からも毎日のようにお客さんがやって来る。全国的に閑古鳥が鳴くシャッター商店街が問題になっているこのご時世を考えると、まさにモンスター級の商店街だといえるだろう。
今回、戸越銀座商店街では30店舗の飲食店や物販店がうみうまフェアとコラボした料理や物販を提供中。宮城県産の大粒カキフライを使用した「大粒カキフライバーガー」や「カキキムチ」など、どの店舗もお店の特色を活かしつつ、三陸・常磐の魚介をうまく応用したメニューを展開している。そんな中から、メニュー内容が被らないように気を遣いつつ舌肥編集部がチョイスしたのは次に紹介する3店舗。それでは早速メニューを見ていくことにしよう。
アジアンダイニング&バー ナマステ 戸越銀座店
東京都品川区戸越1-17-9
TEL. 03-3786-6868
タンドリーエビを手に微笑むナマステのタパ社長。今回のコラボでは気仙沼の赤エビをチョイスし、上の3つのエビメニューでコラボ。注文する際にタパ社長から「頭はどうする?」と聞かれるが、エビのすべてを味わいたいなら「頭付きで!」と返したい。とくにエビカレーは、ルーに脳味噌の風味が溶け出して深い味わいに。
鶏&デリ
東京都品川区戸越1-16-8
TEL. 03-3784-1801
鶏&デリのシェフ 張さん。「くじら竜田揚げ」は、50代以上の人なら給食で食べていたと思うが、その時の記憶より数倍美味しいのにびっくり。あの頃にはなかったジューシーさがたまらない。逆に、なんで当時のくじら竜田揚げは、あんなにパサパサしていたのだろう? 揚げたこ焼きとお好み焼きの中間のような味わいなのが「たこカツ」。お酒のおつまみに最適だ。そしてクリームコロッケ好きな記者を驚かせたのが「牡蠣クリームフライ」。これまではカニクリームコロッケがその界隈で一番だと信じていたが、どうやらその地位は揺らぎそう。これが東京でいつでも食べられることになったら勢力図は変わるかも。
うどん茶屋 嵯峨野
東京都品川区戸越1-15-12 祥和ビル
TEL. 03-3781-8904
女将の中根淳子さん。嵯峨野は淳子さんのお父さん、そして淳子さんの娘さんの三代で営む人気店。取材中も気づいたら店内は満席に。
店内で手打ちされる独特な形状のしっかりとした麺は「宮崎うどん」。打っているのは淳子さんの娘さん。出汁は関西風で、そこにシジミとあおさが交われば疲れたカラダをやさしくいたわってくれる。ランチタイムにも提供されているので、二日酔いの時のお昼にも最適。
今回のコラボで使用しているのが、青森産のシジミ。鮮度が良く、身も味わいもしっかりしているので使いやすいそう。
これまでも『三陸・常磐うみうまフェア』でコラボしているお店には色々と行かせてもらったが、商店街丸ごと、しかも関東最大級の、ということで回を追うごとに規模が大きくなっていることを実感した。コラボメニューも気合の入ったものから、気軽につまめるものまで様々で、料理人さんの研究心には頭が下がる思いだ。そのうち全国同時開催でコラボメニューも数百品なんて日が来るのも夢ではないのでは? と考えつつ、うどんのつゆを飲み干した。
プレゼントキャンペーンも開催!
11月1日(水)から11月30日(木)の期間中、うみうまフェア対象商品3点を購入してスタンプを3つ集めると、抽選で素敵なプレゼントが当たるキャンペーンも開催中。詳しくは商店街に貼られているポスターでチェック!